地域から脱原発 省エネと自然エネルギーを推進していくためには!?

5月5日すべての日本の原発が停止しました。

しかし、政府は、電力不足を理由に、原発再稼働に向け、準備を進めていることも事実です。

飯田哲也さんの講演会のお話でも再確認しましたが、

事故がなくても、原発は、核廃棄物という大きな問題を抱えています。

菅直人首相は、脱原発依存という歴史的、画期的見解を示しましたが、決してぶれることなく、後戻りすることなく、脱原発に向けた国の取り組みをしてほしいと思います。

関東では、昨年は節電が進み、電力不足になる心配はないと思いますが、関西では電力不足になると政府は言い、原発再稼働をと言っています。

再稼働させないようにしていくために、まさに地域での省エネと自然エネルギーへの取り組みが重要になっていくと思います。

太陽光パネル設置の課題とは?

八王子市民にとって、もっとも身近な自然エネルギーと言えば、太陽光発電、太陽熱利用だと思います。

我が家では、太陽光パネル設置は、検討はしましたが、設置には至っていません。

自宅は、中古住宅を大規模リフォームをしたので、見た目は新しくなっていますが、築年数で言えば20年。

もちろんリフォームの際に、できる範囲で、耐震補強をしましたが、
今新築で建てる家のようには、耐震性がある訳ではありません。

この家屋に新たに太陽光パネルを設置していいものなのか、どうしても疑問と不安が残ります。

コスト面では、やはり現金で支払いたいところですが、それは、負担が大きく、

結局、検討段階で止まっている訳です。これからもいろいろと情報収集していきたいと思います。

太陽光パネルの設置については、私と同じ悩みを抱えている人は多いのではないでしょうか。

技術革新にも期待しつつ、まずは、今ある技術を生かし、太陽光発電の推進策を

知り合いの友人の研究者が、紙くらい軽くて廃棄物の少ない太陽光パネルを研究開発していると聞いていますが、もっともっと、コスト的に安くて性能のよい太陽光パネルが開発されるといいなとも思っています。

ぜひ原発に使ったお金を新たな自然エネルギーの開発に国としても使ってほしいと思います。

とは言うものの、ずっと待っているわけにはいきません。家を新築する人は、ぜひ太陽光パネル設置に挑戦してほしいと思います。

設置する人が増えれば、コストは下がるはずです。

ただし、現実的には、コストの問題もありますので、

設置する人のハードルを下げていくために、自分の家では設置できないけど、設置するのを応援したいなという人が集まって、ファンドみたいなしくみをつくってもいいのかもしれません。

さらに、電気料金という形で、もっと設置を応援をするしくみを強化してもいいのかもしれませんね。

(現在の余剰買い取り電力料金は、住宅用では、10年間の買い取りで、1キロワット時42円。昨年と同じですが、46円の時からは下がっています。国は、下がっても、補助金制度を活用すると回収できると試算しているようですが。)

いずれにせよ、太陽光パネル設置に手が届いていない我が家では、省エネの部分を実践をまずしていこうと思っています。

省エネ対策を進化させよう!

我が家では、省エネ対策として、まず電球からLed電球への交換をしました。

そして、なぜか網戸がなくて、あけっぱなしにできなかった浴室とダイニングルームの出窓に網戸を設置して、

風通し確保しました。

さらに冬期の寒さ対策として、この3月には、寝室の窓の断熱化の工事をしましたが、

次は、暑さ対策です。

例年緑のカーテンを育ててきましたが、今年はさらに夏期の電力削減に向けて、できることを模索し、我が家での省エネ対策をパワーアップしたいと考えています。

皆さんは、脱原発の初めの一歩としてどんなことに取りくんでいかれますか!?

よいアイデアはぜひ共有させてください。ぜひ実践していきたいと思います。

飯田哲也さんの講演会を聞いてその2

さて八王子では、どのように自然エネルギーに取り組んでいくのがいいのか。
講演会での質疑応答で聞けなかった質問が頭を巡っていたのですが、
講演会終了後、エレベーターで、一緒になった飯田さんに、「具体的な手法をご教示いただけたら」とお聞きしてみたところ、

「ぜひ八王子の皆さんでいい方法を考えてください」とのお答えでした。

これまで、私自身、まず省エネが大切と考え、緑のカーテンなど市に提案をしたり、地域でも広める活動をしてきました。
また、市民にとって最も身近な自然エネルギーである太陽光発電の推進策として、市に太陽光パネル設置の助成金制度を設けるよう提案し、制度の設置へとつながりました。

ちなみに現在は、太陽光パネル設置に対する市の補助金制度は、住宅の省エネ化、長寿命化、耐震化といった住宅政策のカテゴリーの中で、助成されるしくみとなっています。

ぜひ多くの市民の方に、こうした補助金制度を活用していだたきながら、各家庭で太陽光パネルの設置の取り組みが八王子でも進んでいってほしいと思いますが、

コスト面などの課題もあり、個人レベルの意志だけでは難しい側面があるのも事実です。

もっとしくみづくりをしていかなければ、太陽光パネル設置を初めとした自然エネルギーへの取り組みは、なかなか進んでいかないと思います。

飯田さんには、具体的な自然エネルギーの推進策のヒントをぜひ示唆して頂けるとうれしいなと思いましたが、
講演会の中でも、終わった後も(お時間なかったですよね。)具体的に聞けなかったことは、ちょっと残念でした。

ちなみに、子どもたちの未来と自然エネルギーを考える八王子市民講座では、

5月19日(土)19時~八王子市市民活動支援センター・ファルマにて、

自然エネルギーを進めていくための話し合いをしていくそうです。

ぜひ原発が再稼働されることがないよう、私も皆さんと一緒に考え、アクションを起こしていきたいと思っています。

飯田哲也さんの講演会を聞いて

日本のすべての原発が止まった5月5日、子どもたちの未来と自然エネルギーを考える八王子市民講座では、飯田哲也さんを招いての講演会が開催されました。
脱原発宣言も行われた集会に私も参加してきました。

飯田哲也さんは、環境エネルギー政策の専門家。仕事で、原発村にかかわる中、矛盾を感じ、退職。その後はスエーデンに留学後、北欧のエネルギー政策を研究し、自然エネルギーにかかわる様々な著書も出されています。

現在、市民風車やグリーン電力など日本の自然エネルギーの推進役として活躍されている飯田さんからは、
今回の福島原発の事故の衝撃は、地球を変えるくらいの事故。
福島原発事故は収束したわけではない。原発再稼働はありえない。
原子力発電は、たとえ今回のような事故がなくても、現在の技術では処理できない核廃棄物の大きな問題を抱えたエネルギー。
自然エネルギーへの転換は、今こそ必要!

との力強いお話がありました。

原発のコストについては、安いと言われてきましたが、

ドイツでは、17基の原発災害損害額は16兆円から680兆円と試算されており
それをカバーする賠償保険額を計算すると
16円/kw時~8000円/kw時とありえないような金額になる。

世の中は、飛行機事故でも保険は下りるが、原発は保険でカバーできない。

→原発ほど高いエネルギーはない。

もうけは、電力会社、リスクは国民という不公平なギャンブルをしていると(ジョセフ・スティッグリッツ教授)
こんなことばが紹介され、納得するばかりでした。

さらに、
中央集権で供給側がプッシュし、ヒエラルキーのもと、化石燃料+原子力で経済成長最優先に
行ってきた20世紀型から、
地域分散で、需要がプルし、ネットワークで、自然エネルギー・省エネルギーで充足・公正・幸福を優先にする21世紀型エネルギー社会の方向性をめざしていこう。

そして、地域のオーナーシップ、便益の地域への還元できる形を取り、コミュニティ・パワーを高めていこうというお話がありました。

さて、八王子では、どんなことができるでしょうか。

つづく

八王子城跡のそばにこんな素敵なスポットが!見事なお庭と喫茶店「美し郷(うましさと)」

昨日、竹パウダーの活用について、お話をお聞きした場所は、元八王子の八王子城跡そばにある、「美し郷(うましさと)」という喫茶店でした。

喫茶店「美し郷」の看板

この喫茶店は、作庭家・林好治さんが造った庭の一角にありますが、庭も喫茶もこだわりにこだわりが重ねられ、見所満点。とても素敵でした。

水琴の音も聞けるそう

自然の木を生かしたテーブル 

もともとは、林さんのご自宅だったそうですが、庭を見せてほしいという人がたくさんいらっしゃるので、どうせならいつでも見てもらえるようにと、自宅を移し、庭を開放し、喫茶店にされたそうです。

クリスマスローズがとてもかわいい

つるにちにちそう

 

お庭に足を踏み入れた瞬間、私も本当にわくわく。
こんな素敵な庭は久しぶりに見ました。
さすが、作庭家です。

また喫茶店のしつらえも、こだわりがあって、なかなか心憎い感じです。

囲炉裏もあります

いっぱい、500円のコーヒーや紅茶で、ついついお話も弾みます。

すっかり、まちの喧噪を忘れてしまいました。
桜も満開。クリスマスローズが楚々と美しく咲き、お客さんを出迎えてくれます。
かわいいつるにちにちそうの紫と緑のグランドじゅうたんがまたかわいい。

烏骨鶏がいましたし、大谷石で造った石窯では、ピザも焼けるそうです。

ピザが焼ける石窯

私のように、お庭の好きな方、緑の中でゆっくりとお茶を飲みたい方、一度のぞいてみてください。優しい癒しの空間にいると元気になれます。

デッキからの眺め デッキでお茶も飲めます。

オープンは、土日のみ。平日は予約をしておけばOKだそうです。
グループでイベントなどにも活用できるそうです。

赤ちゃん連れの方も、おむつを替えるベッドや授乳室が用意されているので、安心して入ることができますよ。

美し郷の授乳室

八王子城跡に遊びに来た人たちが

「何もないんですね。」とよく近隣の方に言われるそうですが、

観光客の方にも地元八王子の方にも、八王子のよさを感じることができるとっても素敵な

スポットだと思います。

美し郷(うましさと)
〒193-0826 八王子市元八王子町3-2638-1
Tel 042-666-3258 042-622-8840

竹を生かす!竹パウダーで生ごみ堆肥。おいしい野菜づくりと病気に負けない庭づくりも。

今日は、「八王子竹紙の会」の木村さんから、竹パウダーの活用についてご紹介頂きました。

八王子竹紙の会の方と

八王子では、竹林の手入れをして、里山を保全する活動が市民の手で行われています。

昨年の春は、伐採した竹を竹紙に活用する取り組みを見せて頂きました。

今回は、切った竹を竹パウダーにして、農業や造園に活用する取り組みについてお話をお伺いしました。

伐採した竹を「植繊機」という機械にかけて、竹のパウダーを作る。

→竹パウダーと生ごみを混ぜて堆肥をつくる。

→堆肥を活用して、有機農法でおいしい野菜をつくる。

この流れができているそうです。

竹パウダー 生ごみと混ぜてありますが臭いはなし

またさらに、その竹パウダーを造園にも活用しているそうです。

薬を使わなくても、雑木林の樹木のように、病気に負けない庭木を育てようと取り組みをしてきた、作庭家・林好治さんの実践についても、お話をお聞きすることができました。

作庭家 林好治さん

林さんが造った美しい庭を背景に、その庭の一角にある喫茶店の一室で、お話をお聞きしましたが、2時間半余りの時間があっという間に過ぎてしまう本当に楽しい一時でした。

作庭家 林 好治さんの造った庭 自然の木を生かしたテーブル

水琴の音も聞ける庭だそう

人と環境に優しい農業と庭造りを追求する熱意と取り組みには、とても感動しました。

竹パウダーのいいところ

・竹パウダーを入ると生ごみの水分調整がしやく、生ごみの堆肥づくりで、腐敗して失敗することがない

・かきまぜ作業が軽減できる

・虫がわかない

・臭わない

・できた堆肥を使って野菜をつくると、いわゆる生ごみだけを使ってつくる堆肥に比べて窒素過多にならない(窒素過多だと、野菜に虫がきたりして弱くなる)

・シュウ酸体窒素を減らすことができ、シュウ酸が少ない体にいい、おいしい野菜ができる

・竹パウダーを活用し、多様な菌を育てる土壌づくりをすれば、作物にも環境にもいい

・竹パウダーを庭にまくと、消毒などの薬をまかなくても、庭木が病気になりにくい

・元気がなくなってきた庭木の根本に竹パウダーをまいてやると、木を元気にさせることができる

・ぬか床に入れると毎日まぜなくても大丈夫

竹パウダーの科学的評価

筑波大学では、土壌の検査をして、菌の密度や種類を評価していますが、竹パウダーを使った林さんの庭の土は、10段階評価で8から9という高い評価を得たということです。

日野市が一歩リード

竹パウダーをつくっているのは八王子市の市民団体ですが、堆肥づくりと野菜づくりについては、日野市が補助金を出して推進役を担っていることもあり、八王子市での取り組み以上に日野市での取り組みが進んでいるようです。

日野市で広がっている竹パウダーのダンボールコンポスト

日野市に比べ、八王子市の姿勢が何かにつけ、前向きでないことは、とても残念です。

私自身、生ごみの堆肥化については、いろいろな実践をしてきましたが、

挫折も経験しています。

今回、実際に竹パウダーと生ごみを混ぜたものに触ってみましたが、まったく臭いもなく、

清潔な感じで、これなら多くの人に受け入れられるのではないかと思いました。

この竹パウダー、私もぜひ活用してみたいなと思いました。

 

 

 

 

 

憲法9条学習会に参加して 。米軍再編と沖縄基地問題を考える・・・日本政府は沖縄基地負担軽減に向け、今こそ知恵をしぼれ!

本日は、「『偽りの米軍再編』だれが沖縄に負担増を強いているのか」と題して東京新聞論説兼編集委員の半田滋さんのお話を聞きしました。
目からうろこのお話がたくさんありました。

2006年に日米合意した米軍再編について、アメリカが見直しを提案し、日米協議が再開されています。
そして、アメリカは、「ひとつのパッケージ」としてきた普天間基地移設と在沖縄海兵隊のグアム移転および嘉手納基地以南6施設の返還を切り離しました。

(実は、これまで日本政府は、このパッケージを同時に実行しなければ米軍の戦略に重大な悪影響を与え、嘉手納基地より南にある基地の返還もできないと主張してきましたが、2月3日の米国通信社のスクープで、そのことがうそだったことが、明らかになったそうです。)

これまでのマスコミの論調は、「普天間固定化のおそれ」という一色でしたが、半田さんは、取材を続け、冷静な分析をする中で、交渉次第では、沖縄の負担軽減が加速される可能性もあると述べられました。

福島と原発、沖縄と基地、似たような構造を持つとも指摘されていますが、長年沖縄に強いてきた基地負担の軽減は、軍事予算の削減が大国アメリカでも迫られている今だからこそ、実現可能かもしれないとお話を聞きながら思いました。

事態をきちんと見極めて判断していくことで、いつまでも占領国の延長戦上にある沖縄の現状を好転させることができる。政府は知恵を働かせてほしいというお話には、希望を感じました。

国家財政の悪化の中でアメリカでも迫られる軍事費削減

アメリカは、これまで莫大な軍事費をかけながら「世界の警察官」をしてきましたが、財政状況が良くない中で、コスト削減を迫られています。

そして、カネと人(米兵)を使わずに友好国のカネと人(兵士)を使って「世界の警察官」を続けていきたい。と考え、地域の安全は、地域でという考えに転換し、ドイツでの兵士削減と、韓国での兵士の削減を手がけてきたということです。

そしてこの流れは日本での軍体制の見直しにもつながっているということです。
アメリカ上院議員らが、今後どうなるかもわからない中で、巨額のコストがかかるグアム移転には賛成できないと言い始め、これまでパッケージとアメリカ自らが主張してきた、普天間基地移設、在沖縄海兵隊のグアム移転、および嘉手納基地以南6施設の3つをアメリカから切り離すと言い始めたわけです。

アメリカは、中東から北東アジアまでの「不安定の弧」に対応、つまり中東や中国への対応については必要性を感じ、太平洋における軍事戦略を構想しつつも、その一方で、沖縄でのコスト削減も求められています。

沖縄における海兵隊の削減も進めば、沖縄に残る部隊編成によっては、普天間基地そのものが不要になる可能性もあるということです。

普天間移設については、辺野古での新基地建設が前提であるというこれまでの流れが、冷静に分析すれば崩れていくことになる。日本政府も知恵を使って沖縄の負担軽減をしっかり行っていくべきだ。

また嘉手納基地以南の6つの施設は、もともと返還していくことが決まっていたので、不要になった施設は返してくれと言っていっても問題はないので、どんどん返してほしいと言っていくべきだとも半田さんは、述べられていました。

財政危機の進行する日本、沖縄の基地負担が続く中で、今こそ政府は知恵をしぼれ!

アメリカ政府は、財政悪化を理由に、軍事費削減をするよう上院議員から、求められていますが、日本でも財政危機は進行している中、これまでの流れを踏襲した巨額の軍事費の支出は、当然見直す必要があるのではないでしょうか。

(グアム移転費用は、当初のアメリカの試算では、102.7億ドル、そのうち、日本が負担するのは、60.9億ドル、日本円で5000億円。

しかし、アメリカの会計検査院は、その3倍の290億ドルかかると試算しなおしています。)

アメリカは、国民の方を見て、自国の負担軽減は考えても、日本の負担軽減は考えていません。

海兵隊の人数削減についてもつじつまが合わないことだらけだ。日本政府は、海兵隊の数などごまかされないよう交渉し、沖縄県民の基地負担軽減と、日本国民のために日本の負担の軽減をうまく進めていくべきだと最期に半田さんはまとめられました。

お話を聞きながら、財政危機を機にアメリカが軍事戦略を転換し始めた今だからこそ、チャンスがある。日本政府も知恵を使って、沖縄の基地問題に対応してほしいと思いました。

それにしても、メディアも、地元沖縄の琉球新聞に掲載されているような論評が、本州には流れてこないことも問題だなと思いました。

私たち国民は、この沖縄問題についても関心をしっかり持っていくべきだし、マスコミも真実をきちんと報道してほしいなと思います。

ワークショップに参加して。 八王子市議会は、市民が納得する議会改革を進められるのか?しっかりと見ていく必要があると改めて感じました。

本日は、市民と議員の条例づくり交流会議の会員特別ワークショップに参加してきました。

私は、議会運営委員会のメンバーとして議会改革を推進する立場で、8年間活動をしてきました。

本日のワークショップには、議員経験のある市民としての立場で参加しましたが、

改めて、議会改革の全国的な流れや、先進自治体の取り組み、また多くの自治体で進まない議会改革の現状があること、

また議会改革を進めたいと思っている市民、議員が多くのジレンマを抱えていることを認識しました。


八王子市議会も、議会改革の旗印を掲げて、今議会基本条例の検討をしているとところですが、せっかく過去には、北海道の栗山町などの議会改革の先進自治体を視察までして、勉強してきた八王子市議会です。こうした学びを生かし、しっかりと市民のためになる議会改革の歩みを進めていってほしいと思いました。

温度差が大きい議会改革

私は、過去2期8年の議員活動の中、まるまる8年間議会運営委員会のメンバーとして活動をしてきた経験があります。
先進事例といわれる、北海道の栗山町や会津若松市の議会改革のあり方など、議会運営委員会のメンバーとして視察、勉強をさせていただく機会もありました。

その中で、議会改革が進んでいる自治体と遅れている自治体との違いを痛感してきました。

今後の議会は、ますます財政状況が厳しくなる中で、右肩上がりの時代のあれもこれもという時代から、政策の優先順位を明確にした中で、十分な取捨選択をして市政が政策展開をしていくこと、また市民ニーズの多様化が進む中で、新たなニーズに十分応える豊かな市民サービスを展開していくためにも、ますます議会の役割は重要になっていきます。

 

これまでの八王子市議会の議会改革の流れと課題

八王子市議会では、2011年度には、両角みのる座長のもと、議会基本条例等検討会を開催し、報告書を議長に提出しています。
議会改革の方向性は市民にとって大きな問題だけに、
こうした議会改革の検討の内容について、市民に知らせるべきではないかという意見が、議会運営委員会で出ました。(私も市民に知らせる立場を主張しました。)
しかし、議会改革に賛成の立場でない議員も当時多く、議会改革の方向性についてまだ一致がしていないので、報告書を出したことだけ市民に知らせればいいということになり、市民には、その検討内容については知らされていません。

市民の力の後押しが議会改革には欠かせない

改選後の議会での議会改革の取り組みについては、議会基本条例準備会を設置したことだけは、市議会だよりで報告されていますが、どのような骨子で議会改革が進もうとしているのかは、はっきり言って定かではありません。

ぜひ市民の皆さんも、八王子市議会の議会改革のあり方について注視をしていただき、議員や議会事務局などに質問したり、提案したりして、無関心ではなく、自分たちの大切な問題としして関心があるという意志表示をしていただき、議会改革の後方支援を行っていただけたらと思います。

高尾山の自然をしっかりと守りながら観光資源として生かすには、~交通体系のあり方の見直しを~

3月25日には、高尾山インターチェンジが開通することになり、3月18日、インターチェンジのお披露目がありました。痛々しく山肌が削られた工事中の景観がインターチェンジ付近には広がっていましたが、とりあえず開通するということです。

私は、これまで高尾の自然をいかに守るのかという視点から、高尾山の水涸れ問題など、課題を指摘してきました。

圏央道という道路については、日本全体の都市計画や道路網整備から言えば、本来30年前に作っておくべき道路だったと思いますが、今この社会情勢の中で、巨額の予算を投じて、しかも高尾山という貴重な自然の宝庫に剣を刺すような形で、トンネル建設が行われ、景観や自然環境の破壊が大きく進んでしまったことについては、やはりとても残念です。

トンネル工事で痛んだ高尾山は、大勢の観光客でオーバーユースの状態でもあり、今後いかに高尾山の自然を守っていきながら、観光資源として生かしていくのかが問われています。

高尾山インターチェンジの開通を間近に控えた高尾山の周辺状況を見て回り、感じたことは、
今後市は、環境保全とさらなる観光産業の発展という二つの物差しで、高尾山周辺を捉え直すことが必要であり、
高尾山の人の動線、交通網の整備、施設整備について、しっかりとビジョンを描き、施策の展開をしていくことが必要だということです。

頓挫していた高尾自然科学博物館の機能としての高尾の里の拠点施設整備も、ここに来て、前進することになりました。
子どもたちも含め、多くの人たちに自然のすばらしさと貴重さを発信できる魅力ある施設となり、そこに大勢の方が来てほしいと思いますが、環境負荷をかけない交通アクセスについても十分な配慮が必要です。

インターチェンジなど道路の整備が行われれば、車での移動がしやすくなるということで、喜ぶ方も多く、より多くの方が来るまで高尾に来ることも予想されますが、あの狭い高尾山のエリアに一気に車で人がやってくるということになると、たいへんな渋滞を招くことになりかねないなと思います。

京王電鉄は今後、高尾山口駅そばの京王電鉄所有の土地に、温泉施設を作る予定もあると聞きました。
なおさら、シーズン中の道路の渋滞は深刻になると予想され、交通体系をしっかりと検討することが必要になってくると思います。

パーク・アンド・トレインライドなど新たな施策の展開も視野に入れてほしい
市は、パーク・アンド・バスライドの駐車場を楢原に作って交通渋滞策に取り組んできましたが、高尾山についても、たとえば、パーク・アンド・トレインライドができるよう、民間事業者との連携など行って、集客と交通渋滞解消策を同時に行えるよう、広域での視点を持って取り組みをしていくこともぜひ進めてほしいと思います

まだまだ失敗を繰り返すのか、八王子のまちづくり?! マルベリーブリッジを単に延伸するだけでは、問題は解決しない 。今こそトータルビジョンを持ったまちづくりの展開を!

八王子市の予算審議が3月議会で行われています。

私は議員として直接ヒアリングをすることができない立場になってしまいましたが、この審議の模様をインターネット視聴や傍聴したり、予算書を傍聴の時に見たりする中で、八王子市が進めようとしている政策が少しずつ見えてきました。

問題だと感じたのは、マルベリーブリッジの延伸計画についてです。
使いづらいマルベリーブリッジの改善が進むのかと思いきや、その改善については、先延ばしで、京王八王子駅方面にまでとりあえず延伸をするだけという計画です。
このまちを本当に再生させていく気があるのなら、行き当たりばったりを止めて、もっと人の動線を考え、八王子をどのようなまちにしていくのかなど、まちづくりのソフトの検討をしっかりとした中で、ハード整備を行ってほしい。今回の計画は、ぜひ見直してほしいと思います。

過去の反省が生かされていない

商業施設として、最期のデパートそごうが撤退し、人口58万もの都市にデパート一つ維持できないのかと、市民の間でも、八王子の商業のあり方、そして、行政のあり方が問題となりました。
今回選挙で当選した、石森新市長は、選挙の公約で述べていたように、所信表明でも、真の多摩のリーディングシティNO1を目指して攻めの戦略をしていくとしています。

ナンバーワンだなんて、時代錯誤もいいところのキャッチフレーズにしか私には思えませんが、ナンバーワンを言い出すくらいなら、まずは、なぜこの八王子のまちづくりが今のような経過をたどることになったのか、総括をし、しっかり反省を生かしながら、新たなまちづくりをしてほしいと思います。

この八王子のまちづくりがこのように衰退の一途をたどることになったのかといえば、やはり、利用する人が使い勝手がいい、魅力あるまちを作っていこうという意識と取り組みが、事業者や、行政の中で、十分で無かったことが最大の原因だと私は思います。

一部の事業者の意向を踏まえ、使い勝手の悪いマルベリーブリッジを市は作ってしまいました。また、そごうの店舗についても、大きな店舗は作らせたくないという近隣事業者の意向を受け、縮小規模の店舗の展開になったと言われています。
わざわざ足を引っ張るような計画を進めてしまったわけですが、使い勝手がよく、買い物がしやすい魅力があるまちであれば、どんどん人が集まってにぎわいにつながるはずで、逆に使いにくいことが、お客さん離れを生んできたことをしっかりと認識する必要があると思います。
また、まちづくりのハードは、一度作ってしまうともう一度工事をしてハードを変えることはとても難しいことは、八王子市自体がいやというほど感じているだと思います。
しかし、ここにきてまた、先にハードを作ってしまえば、後からああすれば良かったこうすれば良かったという話になって、せっかく巨額の予算を投じてもいいまちづくりにはならないと思います。
今回の予算で取り組むとしている、八王子駅北口のマルベリーブリッジの延伸計画は、市民からの改善要望が数多くあるにもかかわらず、その問題は先送りして延伸だけをするという計画は、あまりにもお粗末だと思います。

市民から改善要望が多いマルベリーブリッジについては、全く手を付けないで延伸だけをする拙速な計画は見直しを
多くの市民の方が、マルベリーブリッジや北口の使い勝手で不便を感じている点は、
・東急スクエアビルなどの隣接する建物に行けない。
・西放射線道路にもすんなり行けない動線になっている。
・一般車両の乗り入れ規制のために、八王子駅北口に車で送迎をする車両が、他の道路で車を止めて、送迎をせざるをえないため、交通の妨げを作ってきた。
・バス乗り場がわかりづらく使い勝手が悪い、とくに足の悪い高齢者、障害者に不親切

市は、13億8000万円もの予算をかけて、延伸工事はするものの、マルベリーブリッジの使い勝手の悪い点について、改善を図るための取り組みには、バス事業者やタクシー事業者との協議をしなければならないので、すぐにはできないから、今回は東放射線への延伸工事をして、京王プラザ前の横断歩道当たりの安全確保を最優先にするとしています。

確かにあの横断歩道は、歩行者も車も危険地域として認識している方が多いと思います。人身事故は、平成18年から20年で7件ということで、事故はゼロにする対策が必要ですが、何も今回、そこの安全対策をすることを最優先にして、マルベリーブリッジ全体の動線の改善に対するビジョンを作る前に、13億8000万円を投じてやる事業ではないと私は思います。

交通誘導員を配置して、安全対策をし、マルベリーブリッジの改善計画、そして八王子駅周辺のまちづくりをどのように再生していくのかの全体像が決まった時点で一気に工事をしても決して遅くはないと思います。
動線をありとあらゆる点から考察し、まちの発展、再生を目指し、トータルビジョンをしっかりと作るなかで、ハードの整備にも手を付けてほしいと思います。

めじろ台3丁目防災訓練に参加して

3月11日、めじろ台3丁目で防災訓練を行いました。私も町会の防災訓練協力者として参加させていただきました。
やりながら実感できたこと、逆に実際の場面ではどうなるのかなと考えを巡らせることなど様々あり、今後の防災対策を考える上で、たいへん有効でした。

防災訓練は、朝10時に震災が発生したという想定で、各地域の地区委員が地区の人たちの安否確認をし、その状況を町会に報告するというものでした。

また実際に、防災倉庫の中身を出し、発電機も始動させるなど、点検と使い方の確認もしました。

防災倉庫の中身を点検 

担架で運んで体感してみる

安否確認は、多くの地域でスムーズにできたようです。地区委員さんからは、「やはりご近所同士が日頃から話ができる関係だといざという時も安心ですよね。」という声がありました。
今後こうした訓練をする中で、いざという時を考え、地域のつながりの大切さを実感し、ご近所を意識して仲良くおつきあいをしていくいい関係が広がっていけばいいなと私も思いました。

発電機についても、たくさんの人がすぐに始動されられるよう、マニュアルをすぐわかるように付けておいた方がいいねという話も出ました。
やってみてわかることが結構あります。

いざという時に使えるように日頃からの点検と使い方の周知が大切

訓練終了後は、公園に集まった方と、今後町会として、地域、自分たちとして、どのような防災の取り組みをしていったらいいのか、おのおの気づいたことを話し合ったりもしました。

その中で出てきたのは、まずトイレの問題です。
めじろ台南公園には、トイレが設置されていないので、日頃公園利用者の間でも、公園にトイレがあったらいいなという声が聞かれます。
そして、今回の防災訓練でも、甘酒を配り、みんなで飲みましたが、トイレがないので、トイレに行きたくなったら困るから飲むのを止めておくという方もいらして、トイレを意識している方が結構多かったと思います。
確かに私自身も、あの短時間でも、トイレは??と心配になりましたが、災害時には、なおさら切実感が募ります。
「災害時には、トイレがやっぱり困るね。家での各自が携帯トイレを準備するということも必要だけれど、公園でも災害時にも使えるトイレが設置できるといいのにね。」という話も出ました。

ただ、近隣の方からすれば清掃の行き届かないトイレは勘弁してほしいという思いもあると思います。トイレのことを考えるなら管理をどうするかも含めてしっかり検討しないとだめだねという話も出ました。

甘酒をみんなで飲みながら

また、さらに、避難所運営についても、話が出ました。
避難所運営では、男性が仕切ることになりがちだけれど、必ず女性がリーダーとして入ることが大切よねという話にも女性達の間でなりました。平常時に女性もしっかりと参加する中で、いろいろな視点から避難所運営についても検討して、マニュアルづくりをしておくことが大切だなと思います。

*ちなみに避難所運営の課題として言われていること・・・
今回の東日本大震災での避難所運営のあり方を考察する中で、言われていることは、避難所運営には、多くの課題がつきものだが、女性のリーダーが入っているところでは、問題がうまく解決していけているが、女性がいないと女性の視点が抜け落ちて、女性がいろいろと困る状況が改善されない状況になってしまい、その結果、女性が大きなストレスを抱えてしまうということで、必ず避難所運営には、女性を入れるようにすることが重要ということです。

(あまり表には出てきませんが、避難所では、生きるための衣食の問題に加え、女性の場合は、性被害の問題も大きな課題だと言われています。
避難所のトイレで女性が盗撮されたり、トイレに入っている女性の姿が、明かりの点いたテントの外に透けて見えることで、そのことが強姦につながったりなど、災害時には、混乱の中で、女性の性被害につながりやすい状況があり、女性を守るという視点で、女性のリーダーが目配りすることもとても大切だということです。)