若尾きみえの活動と市政報告をレポートにまとめました。
若尾きみえ通信30号、2022年2月1日発行号をどうぞお読みください。
下記をクリックすると若尾きみえ通信が出てきます。
コロナ禍で、社会が大きく変わりました。
まさに昨年は激動の年でした。
様々な社会の常識が、コロナによって、当たり前でなくなり、
否応なく、対応を迫られたこともあり、皆さん大変だったと思います。
そして、今年、2022年は、その戸惑いを捨てて、希望の新しい時代を創っていく年でもあります。
コロナ禍で、これまで社会の奥底に沈んでいた、様々な課題、
雇用や貧困、教育やジェンダー、農業や災害など深刻な問題が私達の目の前に現れてきています。
特に気候変動などの環境問題も深刻さを増し、地球環境の未来を救えるのかはここ10年にかかっていると言われています。
私達は、簡単便利を追求してきましたが、マイクロプラスチックによる海洋汚染や放射能汚染など、大きな問題が立ちはだかり、私達の社会のありように課題を突きつけています。
しかし、この社会の課題にしっかり正面から向き合う時、新しい時代への道筋がついていく。ふりこが振り切ったから、今度はよい方向に向かって行ける。
そう信じて、みなさんと一緒に今年もがんばっていきたいと思います。
社会を良くしていくには、行政、企業、そして、市民の皆さん、みんなの力が必要です。
そして、一人ひとりの存在が大切であり、一人ひとりを大切に社会がつくれたらと思います。
2022年が、希望の時代のスタートになりますように。
今年もよろしくお願いいたします。
2021年12月議会が始まりました。
今回の一般質問では、SDG’sのまちづくりについて、学校教育、ごみと資源化、住宅の視点から質問しました。
最近、新聞やテレビなどでよく耳にするようになったSDG’s(Sustainable Development Goals)は、持続可能な開発目標という意味です。2030年までに達成することを目指し国連サミットで採択された目標です。
先日、東京高専で開催された小学生を対象としたプログラミングコンテストに参加させていただきました。
子ども達の作品の発表を見せていただく中、印象的だったのは、多くの子ども達がSDG’sをテーマに掲げ、多くの人にSDG’sについて知ってもらいたいと、プログラミングの作品をつくっていたことです。
子ども達は、SDG’sを自分事として捉え、何とかしようと行動している。そのことに感動し、力付けられました。
今を生きる大人の責務として、SDG’sをしっかりと推進していくこと大切がまさに求められています。
よりよい環境を子ども達に手渡すことができるよう、市政をしっかり前進していきたいと思います。
【12月議会 一般質問 通告文】
1.学校教育におけるSDG’sの推進について
(1)3Rの推進と環境教育
(2)給食の残滓の削減に向けた取組を
2.ごみの削減と資源化について
(1)使い捨てプラスチック容器包装材の削減に向けて
(2)フードロス削減と生ごみの資源化
ア.生ごみの資源化の取組の現状と今後について
(3)片付け講座で市民の発信を
3.住宅の安心・安全確保に向けて
(1)耐震化とシロアリ対策
(2)安心して相談できる行政の窓口を
今回は、地域にお住まいのアイルランド人、ドネリ ・ユーケリアさんを講師にお招きし、お話を聞きます。
ドネリ・ユーケリアさん
9月議会が始まりました。
8月26日に議会が招集となり、9月議会が始まりました。
9月議会は決算審議もあるため、会期は10月12日までと長くなります。
私は、毎議会欠かさず、一般質問を行っています。
今回の一般質問内容は、この間市民の皆様からいただいた様々なお声を反映して、作成しています。
そのため、質問項目も多くなっています。
コロナ対策、有機農業の推進、災害や地球温暖化対策の視点からの質問です。
コロナ感染症対策で、議会の質問時間が45分になっており、時間が少なくなっているので、時間内に収まるよう、原稿をしあげなくてはなりません。
今、原稿づくりの最後の詰めに取り組んでいるところです。
7月には、熱海の土砂災害で甚大な被害が出ました。
大きく気候変動が進む中、豪雨も災害も激化しています。
市民の皆さんの命と健康、財産を守るために、しっかりと質問し、提案していきます。
本会議での質問の様子は、オンデマンドで見ることができます。(後日録画も閲覧可能)
良かったら、ご覧ください。
【一般質問の通告内容】
1.命と健康を守るために
(1)コロナの感染状況と感染対策の課題
(2)感染予防と重症化予防に向けて
ア.腸活・菌活の食事と口腔ケアの重要性
(3)市民への情報発信の充実を
2.有機農業の推進に向けて
(1)八王子有機・低農薬野菜認証制度で八王子野菜のブランド化を
(2)農薬使用のガイドラインの策定を
3.未来の安心を見据えたまちづくりに向けて
(1)カーボンオフセットのしくみづくりで地球温暖化対策の充実を
ア.高尾山の森の保全を通して
(2)自然エネルギーの推進
ア.太陽光パネルの設置基準について
(3)土砂災害の未然防止に向けて
ア.残土事業が及ぼす影響
(3)川口地区土地区画整理事業における治水対策のあり方
ア.調整池機能と雨水の涵養の向上を
(4)川口地区物流拠点整備事業と災害時対応計画
6月議会が始まりました。
本日、一般質問の通告をしました。
皆様から頂いたお声やご相談、また、この間の活動を踏まえ、議会で質問したいことがたくさんあります。
しかし、今回は、緊急事態宣言下での一般質問ということで、市議会の議会運営委員会の議論で、一般質問の時間は通常の60分のところ、45分の持ち時間になっています。
しっかり質問していきたいのですが、時間制限もあるので、上手に質問を作って行く必要があります。がんばります。質問の日は、6月2日の議会運営委員会のくじ引きで決まります。
内容は、市が条例制定を進めようとしている男女共同参画条例について
また、地域の皆様がお困りのごみが堆積した住宅の問題
そして、文科省、そして、市教育委員会GIGAスクール構想と学校教育のあり方 についてです。
1.八王子市男女共同参画条例制定について
(1)男女平等社会の視点からみた社会の課題
(2)八王子市での条例制定の意義と条例検討過程のあり方
ア.男女共同参画推進条例検討会の議論をどのように条例作成に生かしていくのか
イ.オープンハウスの意義
(3)男女平等・男女共同参画の推進体制
(4)市民の声を生かす取り組みを
2.八王子市住居等における物の堆積等に起因する不良な生活環境の改善に関する条例の制定とその後の取り組み状況について
(1)条例制定の意義とめざしたもの
(2)市の取り組みと成果と課題
ア.先進自治体。・足立区の取り組みから何を学んだか
(3)今後の取り組みについて
ア.各所管の取り組みと連携会議の位置づけ
イ.精神保健福祉からのアプローチとCSWの役割
ウ.地域との連携のあり方について
(4)重層的支援体制整備事業との関係性
(5)早期発見・早期支援の重要性について
3.GIGAスクール構想の取り組み状況と課題
(1)子ども達の育ちや学びとICTの活用のあり方
(2)ICT支援員の役割と学校への支援体制について
(3)デジタル教科書の導入について
(4)ICTのパイロット校や校内研究の成果を反映するしくみを
新型コロナワクチン接種が八王子市でも一般高齢者を対象に始まりました。
ワクチン接種体制について、市民の方から多くのご意見や苦情が市に届きましたが、私のところにも苦情とお怒りのお声が多数届いています。
市に高齢者の方がストレスをできるだけ感じない体制をつくってほしいと、私は、皆様から頂いたお声を受け、改善要望案を提案してきました。
しかし、5月のワクチン接種体制では、提案内容はあまり反映されませんでした。
そして、市民の皆様から多大なストレスを感じるシステムは改善してほしいとの要望を今回もたくさんいただいたことから、改めて、要望することが必要だと感じました。
そこで、5月7日、八王子市長宛に、「新型コロナワクチン接種体制についての要望」を要望書の形でまとめ、提出し、改善を求めました。
以下、要望書の内容をご覧いただけたらと思います。
若尾喜美絵・新型コロナウイスルワクチン接種体制についての要望書2021.5.7
八王子市の新型コロナワクチン接種体制を振り返って
4月には、ワクチン供給量が、1950人分に限られていたため、ワクチン接種を希望する高齢者が、申込みの受付に殺到する状況があり、多くの高齢者や市民の方から、私のところに苦情とお怒りのお電話やお声を頂きました。
八王子市としては、ワクチン接種を希望する方にできるだけ早く安心、安全に接種できる体制をつくっていくことを目標にしていましたが、
八王子市が、65歳以上の高齢者16万人を対象に、申込みの電話やインターネットのアクセスが集中してしまう状況の中、何度電話をしても通じない。
何度インターネットにアクセスしてもつながらないという状況が起きてしまいました。
これに対し、市に対し、皆様から頂いたご意見を踏まえ、改善策の提案をしました。
私からは、予約がいっぱいになった時点で、受付は終了したことを伝える電話でのアナウンスメントをすること。
また、申込みが集中しないよう、年齢区分を細かく分けて、その日の受付の対象者の母数を小さくすること。耳が聞こえない人、言葉が上手く話せない方、電話をかけ続けることができない方など、弱い立場にある方への配慮として、ハガキでの申込み方法も設けてほしいとの要望をしました。
しかし、5月の申込みでは、ワクチン供給量が大幅に増える見込みであり、電話台数も増やすので、大丈夫であるとの回答があり、ハガキでの申込みは大変なのでやりませんとのことでした。
5月の受付では、年齢区分を、75歳以上と65歳以上に分ける、二区分の設定は行われましたが、
ある高齢者の方からは、85歳の方からは、75歳以上の高齢者の受付では、30回以上かけてもかからなかった。また、65歳以上の受付日にまた電話をかけることになるのか。
こんなにストレスをなぜ感じる制度にしているのかとのお声も頂き、
年齢の高い高齢者の方がリスクが高いのなら、年齢の高い人から受け付けを優先して受けていくやり方の方がいい。
ご本人が電話を何度もかけられたり、インターネットが使えたり、申込みに協力をしてくれる家族がいる方、つまり、ご自身の能力が高く、取り巻く環境の条件がそろっている方の方が申込みに有利な状況であり、弱肉強食のようなシステムではなく、
弱い方にも配慮あるシステムにしてほしいとの声を多数頂きました。
また、ご家族の方からも、高齢者にも家族にも負担とストレスがかかる制度は改善してほしいとの要望を頂きました。
コロナ禍で、ストレスの大きい日々で、ワクチンの申込みでさらにストレスを感じる状況は改善していく必要があります。
また、今回のことは、今後の八王子市政として、弱い立場の方に配慮ある制度をいかにつくっていくことができるのか、行政の姿勢を問われる問題でもあり、
ワクチンの受付がとりあえず、できた方が増えてきているから、これでいいという問題ではないと思います。
また、デンマーク政府は、まれに起きる血栓の副反応を懸念し、アスロラゼネカ製のワクチンの使用を完全に中止することを決定しました。
リスクコミュニケーションとして、新型コロナワクチンの種類と特性、副反応をしっかりと知って、接種についての判断をすることが必要であり、
市民への情報提供、また、市民が自分で接種するワクチンを選べるような体制にしてもらえるよう、改めて要望しました。
また、弱者への配慮から、電話、インターネットが使えない人への対応、
高齢者施設へ入所している高齢者への配慮をしていくことも視点として要望に盛り込みました。
行政としても、大変な労力であることは、理解していますが、市民の皆さんの命と健康にかかわる問題であり、どんなに大変でも、しっかりと制度をつくっていくことが必要です。
コロナの感染予防策を充実させるためには、飲食店での感染予防策の充実が必要と私は考えてきました。
飲食店で、感染予防徹底ステッカーが貼られていても、その感染予防対策はまちまちであることから、八王子市の保健所に対し、点検して指導することをしないのかと質問しましたが、
保健所では国が出している業種別ガイドラインをみながら、各事業者が取り組んでもらうしくみであり、保健所としてはそのような指導はしないとの回答でした。
また、私は、事業者の方に感染予防策をしっかりとってもらえるよう、八王子市に対し、補助制度を設けるよう、要望しましたが、市の「感染症に取り組む中小企業への補助金制度」として、補正予算で実施されました。
しかし、補助金申請をして、感染予防策に取り組んだ事業者がどの程度の感染防止策をとっているのかを所管課として点検したり、何らかの形で把握したりしているのか聞くと、点検していないとのことでした。
つまり、国の業種別ガイドラインはあるものの、それを踏まえて各事業者がどこまでやっているのか、感染予防策のあり方は事実上、事業者任せの状態である。
そのことに大きな課題を感じてきました。
というのも、疫学調査では、マスク対マスクは多くの場合、感染予防となっている状況であり、家庭内での感染がもっとも割合としては多くなっていますが、
家庭内での感染を防ぐには、外から感染をもちこまないことが大切であり、
マスクをはずす状況、つまり、会食の時の感染を防ぐことは、極めて有効だと考えているからです。
ここに来て、事業者の方にしっかりと感染防止策をとっていただけるよう、市と都が合同でチームをつくり、徹底点検「徹底点検TOKYOサポート」を実施することになりました。
「徹底点検 TOKYOサポート」プロジェクの東京都と合同 実施 について
まん延防止等重点措置の実施にあわせて 、飲食店等に対する感染防止ガイ ドランの取組を更に発展させ るため 、市内 飲食店等に対する点検・サポートの取組を実施するとのことです。
2021年4月21日(水)~30(金)
場所は、JR八王子駅、京王八王子駅周辺
換気や間隔の確保、マスク手消毒など20の項目について、飲食店等を個別 に訪問し、各店舗の取組状況のチェックポイントで点検し、点検済みの店舗には、東京都より、感染防止徹底済証を発行。
八王子駅、京王八王子駅周辺は、市職員と都職員の合同チーム。
高尾駅、西八王子駅、南大沢駅周辺では、都の職員と委託事業者が点検を実施することのことです。
都での取り組みが進んだことで、八王子市での取り組みが前進し、良かったなと思います。
コロナ禍で、緊急事態宣言の解除になったものの、経済活動は以前厳しい状況です。
八王子市では、新型コロナウィルスの感染拡大に伴い、一時的に下水道使用料・浄化槽使用料のお支払いが困難な事情がある方に対し、
最長1年間支払いの猶予をします。
制度をご活用ください。
https://www.city.hachioji.tokyo.jp/kurashi/life/002/002/002/p026417.html
〇対象となる方・・・ 一時的に下水道使用料等のお支払いが困難になった方
〇 受付期限・・・ 当面の間
〇 お支払い猶予の連絡先
水道局多摩お客さまセンター 0570-091-101
(ナビダイヤルをご利用できない場合) 042-548-5110
*工事現場等における下水道一時使用分及び浄化槽使用料・・・八王子市役所水循環部下水道課へご連絡くださいとのことです。
八王子市役所水循環部下水道課 042-620-7290
私が所属する八王子市議会の厚生委員会の審議では、いつも議案がたくさんありますが、今回も盛りだくさんでした。
中でも気にされている方が多い、新型コロナワクチンの接種体制についてですが、
今回の、3月議会の補正予算の議案に上がってきました。
市側からは、
ワクチン接種は強制ではない。
情報提供をしっかり行い、希望する人が安心して早期に接種を受けることができる体制を市は整備する。
接種の有無で差別されることがないよう取り組むとのこと。
(1)医療従事者等
(2)高齢者(令和3年度中に65歳に達する、昭和32年4月1日以前に生まれた方)
(3)高齢者以外で基礎疾患を有する方や高齢者施設等で従事されている方
副反応に対しての市の認識は、世界の状況を見ると、副反応は100万回に5人に発生している。
副反応については充分理解して頂いてからの接種になるようにしていく。
アナフィキラシーへの対応は、接種後会場で休んで頂き、容態が急変した時は、救急車で呼び、病院での対応を考えている。
ファイザーのワクチンは、ワクチンの性質上、集団接種で行うことが適切と判断。
土日の小中学校の体育館の使用を検討。
接種の対象に上がっている基礎的疾患がある人の接種については、申告制となるため、かかりつけ医との相談をしての判断をして頂きたい。
接種は住所のある自治体での接種となるとのことです。
世界の状況を見ても、ワクチンを接種したからと言って、感染しないわけではない状況です。
接種した人も、引き続きの感染症対策をしていく必要があると考えるが、市の認識は?
との質問をしたところ、
そのことは認識しており、すでに八王子市のホームページでも発信している。
引き続き、接種後も感染症対策をしていくことを発信していくとのことでした。
ワクチンは日本にはまだ、接種の優先順位の高い医療関係者に対しても4万人分しか日本に届いておらず、2万人の接種が終わったところ。
高齢者の方が接種できる体制になるのは、まだ先とのことでした。
ワクチンの安全性や有効性については、国が判断することであり、市からは応えられない事項とのことです。
市民の皆さんのワクチン接種に対する意見は、様々です。
早く接種をしたいと希望する高齢者の方もいる一方、
安全性や有効性についての情報提供や説明がないことは、不安だから嫌だという方。
アレルギーがあるから、アナフィキラシーが心配だから打ちたくないという方もいます。
今回の接種は、国も接種の勧奨をしていません。
厚労省のワクチン接種の考え方は、本人の同意が必要で、接種を強制したり、強引に進めないようにとの考えを貫いています。
あくまでも、副反応を十分理解した上での個人の自己判断となります。
また、国はワクチンの有効性と安全性についても、下記のお知らせの中で示しています。
https://www.mhlw.go.jp/content/000739373.pdf
しかし、日本人の体質に今回のファイザー製のワクチンが合っているのか、まだ医療機関での検証が始まったばかりで、未知でもあります。
今後も世界の情報や国の動きを注視し、市から来る情報もしっかり皆様に提供させていただきたいと思います。
繰り返しになりますが、新型コロナワクチンの接種は、ご自身の判断です。
ご自身の体と相談しながら、しっかりと情報を持ち、ご判断いただくことが大切だと思います。