### バリアフリー化を拒む裁判所の建築計画 ###

八王子簡易裁判所の建て替え計画が進行しています。

しかし、2階建の建物は新たな建築であるにもかかわらず、裁判所は、高齢者や障害者の方が利用できるようにエレベーターを設置しようとしません。

国は「エレベーターがなくても、バリアフリー新法や都条例に違反しない。」との見解。

しかし、ユニバーサルデザインを推進してきた市としては、とても看過できない問題です。

### 障害者団体からも改善の要望 市長の要望書提出 ###

障害者団体からもぜひ改善をとの声があり、市としても副市長が、市長の要望書を持って
エレベーターの設置の要請に出向きましたが、あっさりとその気はないとの回答だったとのことです。

なぜ、バリアフリー化をしないのか、障害者や移動困難な方にエレベーター設置をして、合理的配慮をすることは、本来裁判所は率先してやらなければならないことだと思います。

### 市として、意志表明 ###

ぜひ市として、国に改善を求めるようにできないのか。
阿久津さんの秘書にも事情を聞き、何とか、現状を変えられるようにと私も情報の橋渡しなどしてきましたが、

市として、このたび、簡易裁判所の建て替えを計画を変更しない限り認めないとの方針を打ち出すことになりました。

今まで全国の裁判所の2階建てのうち、エレベーターを設置しているのは、町田簡易裁判所のみ。都の条例では、2階建ての建物もエレベーター設置の対象になります。

最高裁の経理局は、都の条例でいう「不特定多数が利用する」ということにはならない。車いすの人が来ても1階で対応できる。法的な問題はないとしています。

でも障害をお持ちの当事者から合理的配慮をしてほしいとの要望も出されている中、あえてエレベーターなしで建築することにどんな道理があるのか、大きな疑問です。

八王子市とても、地方自治体の判断としてぜひ踏ん張って、裁判所を変えさせてほしいと思います。