アメリカのメディアが報道したアメリカ帰還兵の真実の声 イラク戦争開戦から10年の今、考えるべき平和への道筋

日本のメディアは、真実を報道しているのか?

こうした疑問の声を最近よく聞きます。

アメリカのメディアが報道したニュースをぜひ見てほしいというメールを頂いたので、

覗いてみました。

その報道内容は次のようなものです。

2012年、シカゴで、大西洋条約機構(NATO)首脳会議が開催。

その開催期間、アメリカの帰還兵とアフガン人の平和団体の人々、数千人が、一週間にわたり、デモ行進を行い、NATOに、そしてアメリカ政府に抗議をしている。

「反戦イラク帰還兵の会」は、1971年にベトナム帰還兵が連邦会議に行った抗議行動と同じ行動つまり、従軍メダルをNATO会議に投げつける儀式を行った。

NATOに抗議する帰還兵からは、

「大量破壊兵器の存在を前提に戦わされた、欺瞞の戦争で、多くの無実の人々を殺してしまい、私の良心は奪われた。」

「多くの無実の人々を殺した人、国内で戦争継続を支持した人、戦友の死を見守った人もいる。そして、自殺してしまった仲間もいる。」

「政府が約束した帰還兵士に対するケアは反故にされ、従軍メダルは配られたが、

こんなメダルはいらない。」

「こんな戦争はいならい。」

抗議の演説をするアメリカ帰還兵から、次々とこんな痛烈な声が発せられていく。

アメリカのメディアは、何がおきているのか、きちんと市民に伝わるよう報道しています。

画像をご覧になりたい方は、ぜひ下記をクリックしてご覧ください。

(ただし、この映像の日本語タイトルは、元の映像にキャプションもないので、和訳を行った人の解釈が入っている意訳だと思います。

私としては、国が行う戦争とテロは別のものだという認識なので・・。そういう意味では別の違うタイトルを付けてほしかったなと思いますが・・・。)

 

折しも、イラク戦争開戦から10年ということで、昨日の3月20日朝日新聞報道で下記のような記事がありました。

日本は、正確な情報がないままに、イラク戦争開戦を支持してしまったということです。

「イラク戦争開戦当時、官房長官だった福田康夫元首相が朝日新聞のインタビューに応じ、小泉純一郎首相のイラク戦争開戦支持表明の直前において、英国から、ブレア首相の議会演説に先駆けて支持を打ち出してほしいと打診されていたことを明らかにした。」ということです。

「『イラクに大量破壊兵器がある前提』で支持した日本だが、材料を得ようにも 『手も足もないという感じがした。』と日本独自の情報入手ができなかったことも認めた。」とのことです。

「『開戦の判断では、英国も(世論の反発で)相当困っていた』との印象を受けた。」とも福田元官房長官は述べています。

 

日本では、政府に批判的なデモなどは、報道がきちんと取り扱わない傾向がありますが、

アメリカのテレビ番組では、起きていることをタイムリーにちゃんと伝えようとするメディアは存在するということですね。

開戦を支持してしまった日本政府は、戦争で戦った兵士たちの声やことばを、きちんと聞くべきだと思います。

アメリカ帰還兵は、肉体的、精神的にダメージを受けて、社会復帰できない人たちもたくさんおり、政府も手当をしきれないのが実情といわれています。

そして、兵士の多くが、貧しい人たちで、兵士になれば、将来、戻ってきた後、大学に行く支援をしてもらえるという夢を描いて、戦場に赴いたものの、戦死したり、自殺したり、帰還しても

学業に戻るどころか、日常生活もままならない。そんな人たちがたくさんいるというレポートの本を読んだこともあります。

 

憲法改正の流れが加速していますが、9条改正を望む人たちは、いったいどのように平和を創っていこうとしているのでしょうか。

自衛隊のイラク派遣の問題が、国民的議論となり、当時八王子市議会でもイラクへの自衛隊派遣の中止を求める意見書の提出をめぐり、さんざん議論を交わした記憶があります。

イラクへの自衛隊派遣は、9条の理念にそぐわないという指摘も多くしてきましたが、

いずれにせよ、大義がもともと無かった戦争で、派遣された日本の自衛隊が、イラクの人々の命を奪うことがなかったことだけは、歴とした事実です。

平和が遠いといわれるイラク。

開戦から10年が経つ今、私たち日本人も、この問題をしっかり受け止めていかなければならないと思います。

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