腎友会では、透析サロンなどを通して、透析が必要になった人への情報提供を行っているそうです。

今回のサロンでは、リンの摂取制限についてもお話がありました。

本来骨や筋肉を作るために働くリンでですが、取りすぎによって、骨をもろくし、腎不全になったり、また異所性カルシウムが血管や心臓に付くと血管や心臓の病気を招きます。

食品に含まれるリンは、有機リンと無機リンがあり、有機リンは40~60%の吸収率なのに比べ、食品添加物として含まれる無機リンの場合は、90%の吸収率だそうです。

ソーセージやハム、缶詰、麺類、ドレッシング、マヨネーズには無機リンがたくさん含まれているそうですが、細胞の内部には浸透していないので、ソーセージや麺類などはゆでこぼすといい。添加物の多い、加工食品はできるだけ避けるなど、食生活での配慮をしましょうということでした。

健康な方でも、リンの取りすぎは気を付けないといけないというお話でしたが、透析を受けている方は、一回の透析で取るリンの量は、1000ミリグラムと限られており、取り切れないリンは蓄積していくので、リン吸着剤を飲んで、体の外に出すようにしてやらなければならないということです。

こうしたお話を聞きながら、透析患者の方の抱える生活の問題点などを聞いていると、

逆説的ではありますが、健康の維持をするには、何が大切かがよくわかりとても勉強になります。

何が大切なのか。現場の声を聞くとよくわかります。

今回もとても勉強になった透析サロンでした。参加させて頂きありがとうございました。

これからも、現場主義で、いろいろと勉強をしながら政策についても考えていきたいと思いました。