新館清掃工場建設計画は見直し、清掃事業費の抑制で、教育、福祉予算に活用を

新館(たて)清掃事業の建て替え計画は見直しを!

現在、八王子市のごみは戸吹清掃工場と北野清掃工場、多摩ニュータウン環境組合の3清掃工場で処理されています。市は、老朽化した北野清掃工場を閉鎖し、今閉鎖している館清掃工場に新たな清掃工場を建てる計画です。(2022年稼働予定)

1.(1)かつて市財政の悪化を招いた戸吹清掃工場建設の二の舞になる!?

かつて戸吹清掃工場建設で230億円の建設資金がかかり、市税収の落ち込みと同時期になったことから清掃工場の建設が市の財政悪化の大きな要因になりました。

今、若い世代の収入減少により、市税収の確保が厳しくなっている中、多大な施設建設費とその後の維持管理費の負担による財政悪化という二の舞を踏むことは避けるべきです。

 

可燃ごみの半分は生ごみです。冷蔵庫の片付け講座などでごみの発生抑制、生ごみの堆肥化などごみ減量に向け、まだやれることはたくさんあります。

(2)多摩ニュータウン環境組合のごみ処理量が減り、市が支払う負担金はアップする

私はかつて多摩ニュータウン環境組合の議員として、ごみ減量の命題と発電機能を持つ清掃工場の施設運営費の確保という相反する問題を議論してきました。多摩ニュータウン環境組合で処理しているごみは現在1日200tで、1日400tの処理能力の半分しか生かしていません。八王子市が、新館清掃工場建設をすれば、そこに持ち込むごみの量が減り、八王子、多摩、町田、各市が負担する分担金は負担が重くなります。

(3)広域行政の視点で環境負荷と税金の負担を減らすごみ行政を
今ある施設を活用すれば、清掃事業費に使う税金を節約することになります。環境負荷を考えても、税金の使い方から見てもごみ行政は広域行政で、清掃工場の設置は減らしていくことが望ましいと思います。
市は、北野清掃工場閉鎖後のごみを多摩ニュータウン環境組合への搬入する場合には、ごみ運搬の距離が長くなり、環境負荷が大きくなる。震災時での焼却炉の電源確保のためにも、発電機能を持つ新館清掃工場の建設を進めると説明。しかし、多摩ニュータウン環境組合を利用すれば発電施設から電源は確保できますし、ごみ運搬の環境負荷も、発電した電気で清掃車を走らせる、あるいは、今市が清掃車に活用している学校給食の廃油燃料の使用を拡充するなどすれば、環境負荷を軽減することができます。
(3)ごみの発生抑制と既存施設の活用で清掃事業費を削減し、教育・福祉・環境予算に!
黒須市政では、館清掃工場の閉鎖を一つの大きな成果として挙げていました。石森市政ではいつの間に新清掃工場建設をすることになっています。

これまでのごみ行政では、ごみはどこまでも減らすことを市政の大命題とし、ごみの発生抑制をする。このことは、これまでのごみ問題の議論では基本路線として確認してきた経緯があります。石森市政ではいつの間にか、ごみ発生抑制や市が進めるとしてきた生ごみの堆肥化事業の方向の議論もないまま、清掃工場の新設をする計画となっています。

新清掃工場の建設費、維持管理費、多摩ニュータウン環境組合での負担金の増という三重の清掃事業費の負担をしない選択をすることもできます。

ごみ発生抑制を進め、既存の清掃工場を活用することで、無駄な清掃事業費を抑え、市民が求める学校教育予算の確保や福祉・環境に税金を回していく方が、よほど市民のためになる賢い税金の使い方だと思います。

税金の使い方として、この新館清掃工場の建設を、皆さんはどのようにお考えでしょうか。

 

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