ごみ行政は広域行政の視点で!~ごみの量と処理機能の現状から見れば、新清掃工場の建設は明らかに不要!~

八王子市は北野清掃工場閉鎖後、新館清掃工場建設を計画していますが、ごみ処理の現状はどうなっていのでしょうか。

市からヒアリングした数字をみてみたいと思います。

 

八王子のごみの量

八王子市の年間のごみは平成25年度で71,967tでそれを365日で割って、197tの日量処理をすることが必要という計算です。

清掃工場の処理能力

現状                  →    将来

戸吹清掃工場 300t/日量処理能力   → 200t/日量処理に減炉

北野清掃工場 100t/日量処理能力  → 閉鎖

多摩ニュータウン環境組合400t/処理能力 (多摩市、八王子市、町田市の共同運営の清掃場、各市が負担金を拠出)  → 200t/処理能力しか生かしていない状況からさらにごみが減りますますごみが足りない。

現状・・八王子市のごみ処理能力400t/日量 +多摩ニュータウン環境組合400t/日量(そのうち半分は利用可能)

将来(市の計画) →減炉と閉鎖で200t/日量 + 多摩ニュータウン環境組合200t/日量 持ち込み可能

ごみ197t/日量処理機能が求められますが、戸吹清掃工場を減炉にしても、北野清掃工場を閉鎖しても、十分対応可能です。

つまり、北野清掃工場閉鎖後、一見清掃工場が足りないように見受けられますが、計算してみると既存の施設でごみは十分処理ができます。

市は清掃工場の炉が古くなれば燃えにくくなる。炉の延命をする。震災時を考え発電機能のある清掃工場にすると言っています。

しかし、多摩ニュータウン環境組合では、発電機能を持っています。

多摩ニュータウン環境組合では、400tの日量処理能力で、その半分しか機能が生かせていません。売電で収入を運営費を確保する計画ですが、ごみがなくて運営費の確保で今も困っています。将来八王子市が新清掃工場を建てれば、ますますごみがなくなって困ってしまいます。

多摩市では八王子市が清掃工場を作れば、負担金が増えるという問題に直面することから、この問題の議論が始まっています。

ごみ行政は、広域行政の視点から取り組んでいけば、この問題は解決できます。

市の担当者は、清掃工場の維持管理費は莫大で、炉の延命工事に30億円くらいかかるかもしれないと言っています。

このような金食い虫になる清掃工場を新たに余分に作って、維持することは、若い世代の収入確保と税収確保の先の見通しが立たない今、大きな足かせになります。

ごみにかかる一人あたりの税金は?

八王子市では、一人あたり、ごみ処理にかかる税の負担金額は2014年で19,288円です。前年度は、17,081円で、前年度よりも2200円ほど増えています。

清掃事業費が増えれば、その他の予算が減ることは明らかです。

この清掃工場の建設での市民のメリットは?? もしかしてない!

まさに、莫大な清掃工場の建設費(建設費高騰でもしかしたら200億になるかもしれません。)その後の維持管理費、負担金の増と清掃事業費の三重の負担を招くことは、財政状況が厳しい市政の現状を考えると、決して賢明な選択ではありません。

清掃工場を建設する人はもうかっていいかもしれませんが、市民的には、メリットはない。

必要のない施設建設で、他の予算が削られることは、むしろ市民には、大きなデメリットであり、このようなデメリットを生む新館清掃工場の建設はぜひ見直してほしいと思います。

そして、毎日出る、市民が出すごみのことを市民に現状を知らせ、説明をし、ごみ減量とその処理についてぜひ市民的議論をしていくことが大切だと思います。

 

 

コメントは受け付けていません。