自分らしい最期を迎えるにはどんなことが必要か!? ~在宅診療医 松本院長のお話をお聞きしました~

めじろ台安心ねっとで講演会を開催しました。

今回は、西八王子駅北口にある松本クリニック 院長 松本清彦先生を講師としてお招きし、在宅診療医の立場からお話をして頂きました。

私も司会を務めながら、「自分らしい最期を迎えるには」をテーマにお話をお聞きし、大変良い勉強をさせて頂きました。

看取りも含めた在宅療養の話は、重く感じがちですが、お話を聞いて、少し心が軽くなりました。

*めじろ台安心ねっとは、「最後まで自分らしく生きるためには」を命題に、医療介護の問題を地域の皆さんと一緒に勉強したり、高齢者の居場所、元気づくりに向けて、サロン活動を行っています。

(地域包括ケアシステムについても、情報収集や実践に向けて活動しています。)

国は、高齢者が急増する中、2025年問題を見据え、高齢者の尊厳の保持と自立生活の支援の目的のもとで、

可能な限り住み慣れた地域で、自分らしい暮らしを人生の最期まで続けることができるよう、地域包括ケアシステムを進めるとしています。

かみ砕いて言えば、医療・介護の地域資源は限られている中で、高齢者が増えていくことになれば、

資源が足りない。→在宅で最期まで暮らせるシステムづくりが必要

という流れがあるということです。

医療・介護が必要になった時にも、できるだけ自宅療養をし、最期を自宅で迎えることができれば、それに越したことはないかもしれませんが、

高齢者の約8割が病院で亡くなる現状があり、自宅での看取りを人生の中で経験したことのない家族が大半という状況に加え、

一人暮らしの高齢者も増え、家族も共働きの人が増えているという中で、

どこまで在宅療養や自宅での看取りが可能なのかと、めじろ台安心ねっとのメンバーである私自身も、他のメンバーも疑問と不安を感じていました。

松本清彦院長からは、野球で言えば、病院の診療は、バッテングセンターでどの球も思い切り打ち返すような医療。

一方、在宅診療は、実際の試合のように球を見送ったりすることもある。本人、家族の状況や意向に沿って対応を臨機応変に変えられる余地があるというお話を頂きました。

また、在宅診療は、病院より安いわけではないし、例えばごみ屋敷になっているようなところで在宅療養をするのは、家族も本人も大変なので、何が何でも在宅療養がいいという訳ではないというお話もありました。

プランAがダメならプランBでいけばいい。 本人の意思と状況次第と言って下さると、家族としては、何となくほっとします。

今回、松本先生にお話をして頂くきっかけとなったのは、地域の方が、在宅診療医の松本先生のおかげで、不安なく安心して自宅で母親を看取ることができたと感激されてお話をされていたのをお聞きしたことです。

ぜひお話を聞けたらということになって、実現しためじろ台安心ねっとでの講演会でした。

松本クリニックでは、大勢の医師の方達と連携をしながら、24時間の診療体制を維持しておられるそうですが、やはり統括する院長のお立場は本当に大変のようで、

講演会の前にも看取りの患者さんの往診に行かれるというような多忙の中で、松本先生にお話をしていただいたことに、心から感謝します。

現場で活躍される医師の生のお話は、大変貴重な勉強の機会でした。

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