皆さんは、毎日どんな食事をされていますか。

若い女性の乳がんなど、病気になる方も増えています。健康と食の関係の重要性を改めて感じています。

一日いっぱい、できれば二杯の味噌汁を

私がお進めしたいのは、味噌です。一日いっぱいの味噌汁を飲むことは、日本人の食生活の基本だったはずですが、忙しいと味噌汁まで手が回らないという状況になったりします。

私も、いろいろと勉強していくなか、改めて味噌の奥深さを実感し、しっかり味噌を食べていきたいと思っています。

乳がんに関する興味深いデータ

国立がん研究センターが実施した疫学的調査で、味噌汁や豆腐、納豆などの大豆製品の摂取量、そこから計算されるイソフラボンの摂取量と乳がんの罹患率の関係を10年間にわたって追跡したそうです。

岩手、秋田、長野、沖縄の4県14市町村に居住する40~59歳の女性21‚852人を対象にした調査で見えてきたこと、

それは、「味噌汁1日1杯未満」の人の乳がん罹患率を1とすると、「1日2杯」の人の罹患率は0.74、「1日3杯以上」の人の乳がん罹患率は0.6の数値だったというのです。

「味噌汁1日1杯未満」の人よりも、2杯の人は26%、3杯以上の人は40%も、乳がんの罹患が減少している。つまり、一日に2杯の味噌汁、三杯の味噌汁を飲んだ方が、乳がん予防になるということです。

乳がんの発症と女性ホルモンのエストロゲンの関係

乳がんの発生には女性ホルモンのエストロゲンが深く関わっていて、妊娠や出産経験のある女性に比べて、ない女性は乳がんの発症リスクが高く、さらに初産年齢が遅いほどリスクが高いことがわかっています。
また、肥満や飲酒習慣、喫煙もリスク要因であることが知られています。

毎日の味噌汁は、免疫力を高め、病気に負けない体をつくってくれるだけでなく、男性には糖尿病予防、女性には、肥満予防にも効果的だそうです。

(調べてみると、女性と男性では、味噌汁の効果の出方は同じではないようで、その辺は不思議というか、おもしろいというか。)

また、更年期の女性にも、豆のイソフラボンは、有効です。減少したエストロゲンの機能をイソフラボンが補ってくれるとのことです。

生きたお味噌のお味噌汁は酵素もたくさん

味噌汁には、麹が含まれており、酵素がたっぷりとあることから、解毒作用もあるということです。

塩分の問題についても、味噌汁は余分な塩分を排泄する機能もあるとのことで、味噌汁に含まれる塩分は問題ないという研究データも出てきているとのことです。

塩分については、スナック菓子などの塩分の方が課題なのではないでしょうか。

腸活にもなる味噌、日本人の伝統的な食事の基本である、体にいい味噌汁はしっかり摂りたいものです。

お味噌はぐつぐつ煮ないで食べた方が生きた酵素を摂るにはいい

ちなみに、ローフード講座でも学びましたが、酵素が生きているお味噌汁を作るには、お味噌の麹が生きている状態であること、またお味噌の具が煮えて味噌を入れる時には、少し冷ましてから、酵素が死なないように、せいぜい70度くらいまでに押させておくことが大切とのことです。

味噌は、多少高くても、ていねいに作られたもの、麹が生きたものを買うようにした方がいいなと思います。

味噌がいいと、お味噌汁もときめきのおいしさになりますので。

「まごわやさしいよな」を食べよう

最後に、一週間のうちに、これだけのものを食べているか、私も日々、点検してみたいと思います。

ま・・・豆

ご・・・ごま

わ・・・わかめ

や・・・野菜

さ・・・魚

し・・・しいたけ、きのこ類

い・・いも

よ・・・ヨーグルト、味噌、納豆、しょうゆなど発酵食品

な・・・ナッツ

ナッツを入れたのは、アメリカの調査で、ナッツを食べている人は長生きだというデータがあること。

ヨーグルトの「よ」となっていますが、ヨーグルトは、豆乳ヨーグルトなど日本人には、植物性の乳酸菌がいいという説もあります。

最近お味噌の消費量が減ってきているという話を聞きますが、ヨーグルトだけでなく、生きている味噌を食べれば、発酵食品は、ばっちりですね。

忙しくなっている時期だけに、私も気を付けたいと思ってます。

みんなで健康づくりがんばりましょう!

特に、デリケートな体のしくみを持つ女性は、男性以上に不調を感じやすいので。

皆さんと一緒にがんばっていきたいと思います。