まちづくり市民講座「いつまでも元気でいるには~東洋医学からのアプローチ~」を開催します。

長時間の仕事に加え、長時間の通勤、日常生活の様々なストレス。

子育てや介護を抱えていらっしゃる人はさらに負担がかかっていきます。

健康を維持するのは、結構大変です。

今回のまちづくり市民講座では、

「いつまでも元気でいられるには~東洋医学からのアプローチ~」と題して、

鍼灸師の原田修二郎さんを講師に、

東洋医学からの健康づくり、病気予防、病気の改善についてのお話をして頂きます。

日時:10月27日(土)14:00~16:00

場所:八王子市北野市民センター展示室 (7F)

参加費:500円

東洋医学の経絡や体や病気のとらえ方についてのお話をしていただき、

さらに、実演もあります。

爪楊枝を使った、ツボの刺激の仕方や、温灸、体操、多方面から、

生活の中でできる実技も学べますので、とても実践的な講座になると思います。

詳しくは下記をクリックして、内容をご覧ください。

まちづくり市民講座チラシ10月27日開催印刷原稿

お申し込みおまちしています。

 

 

まちづくり市民講座「これからの防災を考える~命と財産を守る備えできてますか?~」

まちづくり市民講座を開催します。

テーマは、「これからの防災を考える ~命と財産を守る備えできてますか?~」

ご参加お待ちしています。

一部 八王子市防災課 出前講座

2部 若尾きみえ活動報告 倉敷市真備町での災害ボランティアを通して

3部 みんなで防災を語ろう

下記をクリックしていください。

まちづくり市民講座2018.9.29防災講座案内 ←ここをクリック

お申し込みは、info88@wakaokimie.jp

もしくは、このホームページのお問い合わせにてお申し込みください。

若尾きみえ通信20号をお読みください。

若尾きみえ通信20号が完成しました。

今回の通信では「これからの防災を考える」と題し、災害ボランティアの体験報告や活動を通して考察したこと、市の防災への取り組みについて書かせていただきました。

ぜひお読み頂けるとうれしいです。下記をクリックしてください。

no20

(ホームページの右の若尾きみえ通信のフラッグをクリックすると過去の記事も見ることができます。)

私は、今回、8月のお盆に岡山に帰省した際、岡山県倉敷市真備町の入り、災害ボランティアに参加させていただきました。

続きを読む

岡山県倉敷市真備町の災害ボランティアを通して その2 ~支援の大切さを実感~

甚大だった集中豪雨の被害で、特に深刻な被害に見舞われた真備町の災害ボランティアに参加させていただきました。

作業することで、わかったこと、感じたことを書かせていただきます

復旧作業がなかなか進まない訳は!? 

作業の大変さ+熱中症対策、感染症予防、ぎっくり腰対策の必要性

私たちの清掃作業は、こんなのすぐ終わるよとメンバー全員が思っていましたが、この泥だし作業が意外と時間がかかりました。

作業をしている向こうに見えたのは、まだまだ残っていた廃棄物

それは、簡単そうに見えて作業が意外と時間がかかる分量なのだという

こともありますが、

作業は、20分やったら10分休むというルールで、熱中症予防対策が徹底的に取られているため、作業時間が短くならざるを得ないという状況があるからです。

マスクとゴーグルを外して休憩

これでは進まないという意見もありますが、

長袖、長ズボン、長靴、帽子に、マスク、ゴーグル、分厚い作業用手袋が加わる装備でどこまであの暑さでできるのかという問題があります。

復旧作業が始まって暑い日が続いていましたが、思いを持ってかけつけたボランティアの方々は、重装備の中で、熱心に作業をされていたようです。

しかし、中には、体力がついていかない人もいて、熱中症になる人が続出し、救急車が出動することが頻繁にあったことから、そのようなルールが作られたという話です。

私たちがボランティアセンターの受付を済ませた後で繰り返し言われたことは、熱中症対策と感染症予防です。

睡眠不足、朝ご飯を食べていない人、水分を2リットル分持っていない人はボランティアには参加できませんとのルールが示されていました。

今回で17回目のボランティアに入った方は2Lの水筒を用意。これは便利 ペットボトルだと中身があつくなってしまうことを実感!

感染症を予防するためには、肌を露出しないことが必要ですが、これだと暑くなりすぎて、熱中症になりやすい訳です。

たまたま、私が参加したその日は、おりしも前日の雨のおかげで少し涼しくなり、風もあったことから、過ごしやすい一日でしたが、それより前の暑さの状況だったら、本当に大変だったと思います。

また、土嚢袋の土の入れ方でもぎっくり腰対策が考えられていました。

泥かきをした後は、その土を土嚢袋に入れて運びますが、袋に入れる土の量も、半分まで入れるようにとの決まりがありました。

これまで土嚢袋いっぱいに入れていたら、ぎっくり腰になる人が出てしまったので、7分目までとなっていたそうですが、さらに半分まで減ったようです。

ボランティアの体力自慢の人ではなく、弱い人に配慮した結果だとか。

確かに。土木作業に慣れていない人、日頃鍛えていない人が、張り切って作業をして、もしぎっくり腰になったりすると、その人のケアを誰かがしなければならなくなりますので、これも要注意な訳です。

私も、これまでぎっくり腰になったことはないにしても、ひょんなことで怪我をしたりして迷惑をかけないよう。熱中症にならないよう。できる作業を淡々と、しこしことやろうと思ってやっていましたが、発災後40日の作業ということもあり、無事困難なく終えることができました。

やっぱり、こういう時、男性の方が筋力があるので、男性は頼もしいな。そして、女性でも筋力があって慣れている人は動きがいいので、頼もしい訳です。

やっぱり、日頃から筋力を鍛えておくことは大切だなと思った次第です。

作業を通して実感する浸水被害の大変さ、支援の大切さ

洪水では、汚水も混じって浸水するために、泥にもいろんな菌がいるようで、かなり臭いもあったとか。私たちが作業した時には、さほど臭いは感じませんでした。

前日の雨で土には、粉じんが舞わずない程度の湿り気が残っていましたので、作業的には楽だったのですが、泥を掻き出していくと、下の方から臭いがしてきて、被災直後の大変さを想像しました。

何度もボランティアをしている方は、雨が降らない日が続くと、空気は乾燥して、その中で泥かきをしていると粉じんが舞って、それを吸うと調子が悪っていく気がする。だから、マスクを二重にしていると言われていました。

そのこともわかってか、サテライトでは泥かきをする人専用のマスクも配布していました。

ボランティアに慣れている方が、マスクとゴーグルの大切さ、作業後の消毒や速やかな着替えなど、ポイントを教えてくださいましたが、やはり汚水やいろんな物が混じった水の浸水被害は、本当に深刻で、泥をきれいに洗い流すにもかなり手間がかかりますし、なかなか作業が進みません。

ボランティアをした後、感染症予防のために、手洗いを徹底するように、環境も整えられていました。

災害ボランティアセンターとサテライトを行き来する大型バス

これは家も同じで、泥を取り除いた後、さらにしっかり消毒をしないと、いろいろな雑菌があるので、家もカビがわいたりして痛んでしまいます。

だから、床や天井や壁を取り除いて、スケルトンのできるだけして、きれいに消毒をしてから、修繕をしないといけない。作業を通して、そして、保健福祉センターの解体作業の現場を見ながら実感しました。

復旧作業は本当に気の遠くなるような作業です。

被災者の方々はこうした厳しい環境の中で、解体作業や清掃作業に追われています。ただでさえ疲れているのに、こうした作業をやることは、本当に大変で、皆さんの体調も心配です。

だからこそ、ボランティアの力が大切なんだなと思います。

まだまだボランティアの方の応援は必要です。

ボランティアセンターの体育館の壁には注意書きとともに励ましのメッセージがあった

 

岡山県倉敷市真備町の災害ボランティアの体験から その1~すさまじい被害の状況~

7月6日、西日本は未曾有の集中豪雨に見舞われ、甚大な被害が出ました。

お亡くなりになった方々にご冥福をお祈りし、被災された方々に心からお見舞いを申し上げます。

特に岡山県倉敷市真備町の水害は、尋常ではありませんでした。

小田川と高梁川の堤防が決壊したことで、四分の一の面積が浸水被害に遭い、2階まで浸水した世帯も多く、本来災害時に支援の拠点となるべき中核病院や真備支所も水没しました。

水没した地域の映像に、大勢の方が衝撃を受けられたと思います。

私は、岡山県出身ということもあり、周辺に友人がたくさん住んでいますので、余計に大きな衝撃を受けました。

倉敷市真備町の災害ボランティアセンターのサテライト(浸水被害に遭った真備支所)

今回、お盆の間、実家に帰省し、真備町の被災地で、災害ボランティアの作業を体験させて頂きました。

 

お盆期間中はボランティアの受け入れが休止されており、参加できたのはたった一日でしたが、作業を通して改めて被害の甚大さを感じ、被災者の方々の生活再建の大変さも痛感しました。

活動を通して感じたことをご報告をさせて頂きます。

被害の状況はやはりすさまじかった!

今回お盆に岡山に帰省した私は、同窓会に参加し、友人達と近況報告をし合いながら、懐かしい時間を過ごしました。

当然、会食の中で、今回の集中豪雨の体験や被害状況などに話が及びました。

岡山県の県北から県南まで友人達の住まいはそれぞれですが、今回の大雨がいかにすさまじかったか。何が起きてもおかしくないと思ったと語る友人たち。

被災した友人の状況や避難所の立ち上げの話、職場の同僚が被災し、清掃の手伝いに行った話など、いろいろと聞かせてもらいました。

大雨の中で、総社市のアルミ工場が爆発し、岡山県の広域にわたって、爆発音が響き渡ったこと。周辺地域では家のガラスが割れて、対応に追われたところに、洪水がやってくるダブルの被害もあった世帯もあり。また、爆発の衝撃で、気が付いたら山の土砂が崩れていた話なども聞きました。

私の家族と同じく、やはり、友人達も、口を揃えて、衝撃が走った集中豪雨だったと語ってくれました。

そして、「晴れの国岡山」と言うけど、岡山は災害が少ない県という思いが、行政にも住民にも油断につながったのではないか。こんな話も出ました。

ふだんは穏やかな姿の小田川 とても氾濫した川だとは思えない様子

実はこの夏、私は治りにくいと言われている夏風邪を引いてしまい、かなり苦しかったのですが、ようやく治ってから帰省した状況でした。

なので、暑い中での災害ボランティアなど体力的に務まるのか不安でした。しかし、友人達の話を聞いていて、本当に気の毒だ。こんな状況の話を聞いたら、何もしないで八王子に戻れないな。何か少しでもやって帰りたいなと思った次第です。

災害ボランティアの大切さを実感

私は、以前、八王子市社会福祉協議会主催の災害ボランティアセンターの立ち上げ講座を受けていたので、ボランティアセンターの運営の様子はワークショップでシュミレーションをしていたこともあり、イメージはできていました。

倉敷市災害ボランティアセンター (中国職業能力開発大学校の体育館にて開設されている)

ただ、実際に作業する側としての準備や作業内容まで具体的に踏み込んでイメージできてなかったので、今回、ボランティアに行ってみてわかること、やってみて感じることがたくさんありました。

全国からやって来るボランティアの方の熱意に感動

ボランティアには、全国から大勢の方々が参加されており、今回、ご一緒した78才の男性の方は、わざわざ名古屋方面から車で高速道路を運転し、ボランティアに来らたそうです。えんま様の辛勝をよくするために来た。などとジョーク混じりにお話されていましたが、その熱意とお元気ぶりにはびっくりしました。

倉敷市災害ボランティアセンターの受付時の様子

また、倉敷市在住の方で、17回目のボランティアという方もいて、継

全国から訪れるボランティアの方へのありがとうのメッセージ

続的に参加されている方もいて、頭

が下がりました。

 

作業を通してみて実感する大変さ

被災者の方は、災害ボランティアセンターの窓口に行き、作業の要望をします。サテライトでも要望を受け付けています。出された要望と、ボランティアの希望する作業内容とマッチングをして、活動開始となります。

訪れた日は、災害から40日ほど経過していて、泥の除去作業はかなりいろいろなところである程度まで進められていましたが、本当にきれいにするには、まだまだ時間がかかることが作業をやってみてよくわかりました。

こうした作業を自分達でやっていたら、本当に悲しくなって、絶望してしまいます。

特に今回は、連日の参ってしまうような暑さの中での作業で、今回のように一度に大勢の世帯の被災となると大変です。

片付けを事業者さんにお願いするにしても、数も限られていますし、事業者さんにお願いするとお金もかかりますので、ボランティアの方達の復旧作業の支援は本当に心強い、大切なものだと感じました。

真備支所の清掃作業を通して

ボランティアは班に分かれて活動しますが、私たち5人の班は真備支所の再開に向けて泥出しと清掃をしてほしいとの依頼でした。

真備支所と言えば、真備町が倉敷市に合併する前でしたら、役場に当たるところです。そこも浸水した訳です。

最初、被災者のご自宅にお伺いして、ボランティアをさせて頂くつもりでしたので、少し拍子抜けしましたが、真備支所の清掃作業をしながら、本来災害時に住民支援の拠点となる場所が被災することの重大さを考えさせられました。

2階までの浸水被害を受けた真備支所となりの保健福祉センターの天井解体作業

そして、真備支所は、災害ボランティアセンターのサテライトでもありました。

サテライトでは、被災者の支援の受付をしており、ボランティアの方の活動の拠点でもあります。ボランティアさんへの資材や飲み物の提供があったり、トイレがあったりします。活動終了後は長靴の消毒もしてくれます。また、万が一怪我をした時などの救護もしてくれるところです。

真備支所と保健福祉センターが同じ敷地にありましたが、私たちの班はその敷地の裏の出入りのフェンス周辺の泥出しとフェンスの清掃をしました。

まがったフェンスが洪水のすさまじさを物語る
真備支所と保健福祉センターの出入り口

作業の休憩時間には、建物の保健福祉センターの建物の影でお茶を飲むのですが、一階の天井を壊して、重機で除去作業をしているのを見ると、ため息が出ました。

これは本当に大変だなと思いました。

我が家のブロック塀の点検を ~ブロック塀点検表を掲載~

今回の大阪北部の地震では、小学生の子どもが、通っている小学校のプールの塀の倒壊で下敷きになり、亡くなるという大変痛ましい状況が起こりました。

身近な見慣れた光景が、一瞬にして凶器と化す現実も目の当たりしたのが、今回の大阪の地震ではなかったでしょうか。

倒壊した塀は異様に高く、この塀に対して、危険性を指摘した防災の専門家の声を受け、学校長が市に調査を依頼したにもかかわらず、市は建築の専門でない職員を派遣し、簡単な調査をした後、問題なしの判断をしていたことは、行政として大変不適切な対応だったと言わざるを得ません。

このような判断ミスや対応の遅れは、今後一切怒ることがないよう、どの自治体も注意して努めていくべきです。

そして、地震の際、自分の家の塀が、自分達を、そして通行人や子ども達の凶器となることがないよう、改めて点検と対策が必要だと痛感しました。

公益社団法人 日本エクステリア建設業協会では、我が家のブロック塀定期点検を呼びかけています。

下記は日本エクステリア建設業協会のホームページより引用

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

さらに、(社)日本建築ブロック・エクステリア工事業協会が以前出していた詳しいブロック塀点検表も入手しました。

右のscanをクリックすると、点検表が出てきます。 scan

参考にして頂けたらと思います。

まずは自分で点検し、さらに詳しく点検をしたい方は、ブロック塀診断士に相談をするといいそうです。

しかし、日本エクステリア建築工事業協会のホームページを見ると今は、メインテナンス中のようです。

 

 

 

大阪北部の震災を受けて ~日頃の備えがやっぱり大切~

6月18日、大阪北部で大地震が発生しました。お亡くなりになった方々、被災された方々に心から、ご冥福とお見舞いを申し上げます。

23年前の阪神淡路大震災では6434人もの方が亡くなり、その後2011年の東日本大震災、2016年の熊本地震を受け、地域や行政の防災への取り組みが進められてきたと思います。

私の叔母が神戸で阪神淡路大震災の時に被災し、家が壊れ、経営していたお店が焼失し、生活再建が大変でした。

その後、東日本大震災で私の友人が仙台で被災し、私も仙台に住んでいたことがあるので、とても人ごとではありませんでした。

私は、防災について様々な情報収集をし、被災地を訪れた、教訓を生かさせて頂くという思いで、町会の自主防災でも活動を推進してきた立場でありました。

しかし、今回の地震を受けて、人はいつの間にか、「まだ大丈夫」「自分だけは何とかなると楽観の気持ちに流れてしまう。そのことを痛感しています。

首都直下地震もいつ来るかわかりません。

改めて、地震災害の被害状況を振り返り、教訓として生かしながら、自助・共助・共助、そして近助力アップをしていくことが重要だと再認識しています。

*首都直下地震(M7.3, 30年以内䛾発生確率:70%、震度7、被災地 人口(震度6弱以上):約3,000万人、想定死者数:約2.3万人、震災が れき量:9,800万トン、被害額:95兆円、首都機能䛾喪失を伴う

そうだったのか。隠される公文書、改ざんされる公文書、日本の公文書問題の背景とは?

森友問題を巡って国会の審議が空転してきた様子を受け、海外のメディアは、日本の民主主義は壊滅的とコメントしているようです。公文書が適切に管理されない国、日本では、過去にも様々な問題が明確にならず、闇にまみれたままになっています。

いつまでもこのような状態が続くことは、国民にとっては大きな不利益ではないでしょうか。

公文書を巡り、日本の政策はどのように進められてきたのでしょうか。

公文書管理の第一人者 瀬畑源氏の著書『公文書問題 日本の「闇」の核心の本』 久保亮 瀬畑源 両氏の共著『国家と秘密 隠される公文書』を読んでみて、改めて日本がいかに公文書管理の点で遅れているのか、そしてそのことが、数々の政治的な問題につながっていることを痛感しました。

公文書をないがしろにする日本の政治体質が森友問題で露呈

学校法人・森友学園との国有地取引をめぐり、財務省の契約当時の決済文書と、その後に国会議員に開示された文書の内容が異なっている問題、いわゆる森本問題を巡り、野党の追及が続く中、ようやく証人喚問が行われることになりました。

「もしフランスで官僚が森友問題と同じ手口で公文書を改ざんしたとしたら、公務員から解雇され、刑務所に送られるだろう。処罰は迅速かつ容赦ないものとなることは間違いない」と、フランスの上級外交官は話す。(東洋経済onlineより)

過去にも公文書を巡って問題がたくさん起きている

今回の証人喚問で実態の解明につながることを願うばかりです。

森友問題は政権の信頼を大きくゆるがすゆゆしき問題ですが、こうした公文書問題は今に始まったことではないと瀬畑氏は言います。

南スーダンへのPKO派遣における現地舞台の「日報」が短期で破棄されていた問題。

豊洲市場移転問題では5880億円もの税金がつぎ込まれる大規模事業であるにもかかわらず、小池都知事が調査特別チームを立ち上げ、文書を探したが、見つけられないという状況が明らかになった問題。

加計学園問題では、50年以上認められなかった獣医学部の新設が、総理の友人が理事長を務める加計学園だったということで、首相が便宜を図ったのではないかという疑惑に対し、「総理のご意向」の文書について、文書の存在やその内容を否定した政権と、「あるものがないことにされてはならない」と証言する前川文部次官。

国の最高責任者が自分の身内に便宜を図ることにつながる事態を招いていること、そして、公文書の取り扱いを巡って政権と官僚の考えに相違がある現状が明らかになりました。

遅れている日本の公文書管理体制

瀬畑氏によれば、こうした公文書の取り扱いを巡っての認識のずれやごまかしがまかり通る背景には、日本の公文書管理に関する考えが、海外に比べて遅れており、公文書管理体制の不備が戦前、戦後を通じて続いてきたことがその要因となっているということです。

日本は、イギリス、フランス、アメリカといった、市民運動から生まれた公文書の管理体制を持つ国々に遅れを取っているだけではないようです。

中国では王朝の正史編纂のために公文書の管理体制が、伝統的に作られてきたそうです。

また、韓国と比べても日本の公文書管理体制はずいぶんと遅れているというのです。韓国では、王朝、植民地時代、建国以降の3種類の公文書管理体制があるそうです。

一方、日本の公文書管理体制の整備は、福田首相の熱意によって、ようやく公文書管理法の整備にこぎつけ、2011年がその施行の年となっています。

みんなで考え、改革していきたい日本の公文書管理制度

この公文書管理法の理念の浸透も管理体制の整備も今もってまだまだ不十分な中で、今回のような問題が長期政権下によって引き起こされていることは、日本の政治にとって大きな不幸としかいいようがありません。

国民の知る権利をないがしろにしていては、決して良い政治はできないと思います。

ぜひ、この公文書管理制度の問題については、日本の政治を良くしていく礎として、

皆さんとともに考え、整備体制を進めていきたいと思います。

 

延命治療は? ~在宅診療医 松本院長のお話をお聞きしました~その2

延命治療を希望するのか、しないのか どう本人の意思を医師に伝えるのか!?

延命治療は希望しないと本人が思っていても、病院に行けば、結局、家族の意向を優先に方針が決められていくのではないか。

延命措置についてどう本人の意思を伝えられるのかは、大きな課題です。

以前、「介護の社会化を進める一万人市民委員会in八王子」で在宅診療医として活躍されている数井先生をお招きし、お話を頂いたことがあります。

お話を聞きながら、改めて本人の意思を医療関係者に伝える難しさを感じました。

「救急車を呼ぶのは、延命してほしいからでしょ。医師は患者が運ばれてくれば延命しますよ。延命してほしくないんだったら、なぜ救急車を呼ぶんですか。」

こういう話になると、それはその通りなんだなと思います。しかし、

(かかりつけの在宅診療医の先生がいて、すぐに見てくだされば別ですが、)

通常、医療の素人である家族は、緊急処置で助かるものなのか、もうだめなのかもわからないし、医師にみてもらって判断をしてもらうしかないので、救急車を呼ばざるとを得ないというのが現状ではないでしょうか。

でも、病院に運ばれても、呼吸器を付けたり、胃ろうをしたりするような延命治療を本人が望まない時は、いったいどのようにその意思を伝えたらいいのでしょうか。

少しでも長く生きていてほしいと思って、延命治療の選択をしてしまうご家族もあると思います。

しかし、ご家族だって、悩みます。

良かれと思って選択した延命治療が、本人を苦しませることになってしまったのではないかと、ずっと悔やんでいるというご家族のお話をお聞きしたこともあります。

何とか、もう少し延命治療の問題について道筋を付けられないのかと思います。

松本先生のお話で得られたヒント

今回、めじろ台安心ねっとが開催した松本先生の講演会で、延命治療とは何なのか。延命治療についての本人の意思を伝えるために、救急医療情報への記載は有効ではないのか、などお聞きしてみました。

というのも、私が活動している「めじろ台安心ねっと」では、万が一の時に備えて医療情報を医療関係者にきちんと伝えるため、

消防署にもかけあい、東京消防庁の救急活動基準の見直しや、地域への救急医療情報キットの導入を先駆的にやってきた経緯があります。

また、めじろ台安心ネットで作成した「安心ノート」にも延命治療についての希望を記入する欄を設けたりもしております。

(ただし、救急医療情報キットの項目には、延命治療についての項目は入れていません。)

一方、八王子市が市として新たに展開してきた救急医療情報の項目では、延命治療についての記載があるとのことです。

松本先生からは、延命治療については、骨折とか血が出ているとかに帯する治療や、脳梗塞などへの薬の投与などは、通常の治療の範囲でしょう。

その行為をすることで回復が見込まれると思われる治療なのか、今後も回復は厳しいと予想される中での治療なのかという辺りのお話がありました。

また、救急医療情報に書いてある延命治療についての記載事項は、本人の意思として尊重され、医療の選択に反映されているのかお聞きしたところ、

そこに書いてあるからそれが本人の意思だと受け止めて、反映してはいない。

医師は、本人の意思が直接確認できない時は、家族との相談で決めているのが、現状だということでした。

救急医療情報に記載してあっても意思が反映されない理由とは

なぜそうなるのでしょうか。

松本先生のお話では、延命治療について、国はガイドラインを作成し、一定の方針が示されて、昔のように医師が訴えられるような状況でなくなっているものの、ガイドラインはあくまでも法律ではなく、ガイドラインである。

救急医療情報に延命治療についての記載があっても、いつ判断したか、日付がきちんと書かれていない。もしかしたらずいぶん昔に判断したことで、考えが変わっているかもしれない。

本人の意思が確認できない時は、やはり家族の判断を優先するのが、現状とのことでした。

ただし、本人が、手記などいろいろとつづって、本人の意思が読み取れるようなものがあれば、医師は、裏付けとして本人の意思表示を尊重していくような流れにはなっていくだろうということもお話されていました。

松本先生のお話をお聞きして、なるほどと思いました。

確かに、本人の意思が記載されているといっても、いつ書かれたものが、はっきりしないと困る。

そして、医療を受けるサービスの受け手が、延命治療が何であるかをまだまだ十分理解でいていない可能性もあり、正確に延命治療のことを知らないかもしれないという状況で行った判断というのは、医師としてもとてもそのまま尊重できない。

かつてのような、医師が殺人罪に問われるようなことは今後はなくなっていくとは思われるが、まだまだ医師が訴えられる可能性があるという現状がある中では、医師としては、家族の意向を反映せざるを得ない現状があるということも理解できました。

本人の意思を家族にまず伝えることが大切

おりしも、私の身近でも延命治療をどうするかの判断を迫られた事例がごく最近ありました。元気でも大怪我をすれば、生死をさまようような状況に突然なります。

自分も家族も元気で怪我もしなければ、この問題は、全く関係ないで済みますが、実は、いつ誰が遭遇するかもわからない問題でもあるのです。

救急医療情報の記載事項が直接医療関係者の判断に使われなくても、もし、本人の意思を家族があらかじめ知っていれば、家族も当惑することなく、本人の意思を医師に伝えられると思います。

そういう意味から言えば、救急医療情報キットへの記載や、「安心ノート」への記載は家族とのコミュニケーションツールにもなり、決して無駄ではないと感じました。

 

 

自分らしい最期を迎えるにはどんなことが必要か!? ~在宅診療医 松本院長のお話をお聞きしました~

めじろ台安心ねっとで講演会を開催しました。

今回は、西八王子駅北口にある松本クリニック 院長 松本清彦先生を講師としてお招きし、在宅診療医の立場からお話をして頂きました。

私も司会を務めながら、「自分らしい最期を迎えるには」をテーマにお話をお聞きし、大変良い勉強をさせて頂きました。

看取りも含めた在宅療養の話は、重く感じがちですが、お話を聞いて、少し心が軽くなりました。

*めじろ台安心ねっとは、「最後まで自分らしく生きるためには」を命題に、医療介護の問題を地域の皆さんと一緒に勉強したり、高齢者の居場所、元気づくりに向けて、サロン活動を行っています。

(地域包括ケアシステムについても、情報収集や実践に向けて活動しています。)

国は、高齢者が急増する中、2025年問題を見据え、高齢者の尊厳の保持と自立生活の支援の目的のもとで、

可能な限り住み慣れた地域で、自分らしい暮らしを人生の最期まで続けることができるよう、地域包括ケアシステムを進めるとしています。

かみ砕いて言えば、医療・介護の地域資源は限られている中で、高齢者が増えていくことになれば、

資源が足りない。→在宅で最期まで暮らせるシステムづくりが必要

という流れがあるということです。

医療・介護が必要になった時にも、できるだけ自宅療養をし、最期を自宅で迎えることができれば、それに越したことはないかもしれませんが、

高齢者の約8割が病院で亡くなる現状があり、自宅での看取りを人生の中で経験したことのない家族が大半という状況に加え、

一人暮らしの高齢者も増え、家族も共働きの人が増えているという中で、

どこまで在宅療養や自宅での看取りが可能なのかと、めじろ台安心ねっとのメンバーである私自身も、他のメンバーも疑問と不安を感じていました。

松本清彦院長からは、野球で言えば、病院の診療は、バッテングセンターでどの球も思い切り打ち返すような医療。

一方、在宅診療は、実際の試合のように球を見送ったりすることもある。本人、家族の状況や意向に沿って対応を臨機応変に変えられる余地があるというお話を頂きました。

また、在宅診療は、病院より安いわけではないし、例えばごみ屋敷になっているようなところで在宅療養をするのは、家族も本人も大変なので、何が何でも在宅療養がいいという訳ではないというお話もありました。

プランAがダメならプランBでいけばいい。 本人の意思と状況次第と言って下さると、家族としては、何となくほっとします。

今回、松本先生にお話をして頂くきっかけとなったのは、地域の方が、在宅診療医の松本先生のおかげで、不安なく安心して自宅で母親を看取ることができたと感激されてお話をされていたのをお聞きしたことです。

ぜひお話を聞けたらということになって、実現しためじろ台安心ねっとでの講演会でした。

松本クリニックでは、大勢の医師の方達と連携をしながら、24時間の診療体制を維持しておられるそうですが、やはり統括する院長のお立場は本当に大変のようで、

講演会の前にも看取りの患者さんの往診に行かれるというような多忙の中で、松本先生にお話をしていただいたことに、心から感謝します。

現場で活躍される医師の生のお話は、大変貴重な勉強の機会でした。