5月27日に開催された総務企画委員会を私は傍聴してきました。
今回の焦点となったテーマは、市民が求めてきた市施設の夜間利用制限措置の見直しについてです。

市側からは、

○7月から9月までの使用最大電力の抑制をするとし、15%の電力の削減を目標に掲げ、取り組んでいくこと。

○現計画では、使用電力15.9%の削減になること。

○市民センターの利用については、輪番休館にしていくこと。

○利用率が18%との低い市民集会所については、終日閉館にする。

との報告がありました。

夜間利用が全くできなかったことについて、利用制限を解除するよう申し入れを、私も市民団体の人と一緒に行いました。
全面的な利用制限措置が改善されたのは、良かったと思います。

しかし、輪番休館をすることで、毎週何曜日というように活動を行っていたところにとってはとても不便で、活動が制約されることになります。

電力消費を抑制するということも大切ですが、他の自治体は、市民センターなどの夜間利用制限措置はとっていない中、なぜ八王子だけが市民活動を制限するような市民センター等の施設の利用制限をして、電力使用量を下げようとしているのかは、やはり納得いきません。

しかも今回の電力の利用抑制についての取り組みを進めるに当たり、照明器具の使用でどれくらいの電力使用量になるとか、冷房でこれくらいになるとか、明確な試算と指標を持っているわけではないようです。
(傍聴していて感じましたが。)

市民や事業者への働きかけをして八王子市全体で電力の利用量の抑制に取りくんでいくことこそ重要ではないかと思いますが、それも発信は十分ではありません。

ちなみにある町会の会館利用の申し込みについて、部外者の会館利用申し込みが増えてきたという話を聞きました。

市が市施設の利用制限をしたことで、他の施設を使わざるを得ない状況になっていますが、結局他の施設で電気を使っているのですから、わざわざ利用制限する意味はないと思います。

市民活動を制限するようなことは避けるべきだと思います。