請願審議2回目となった今日の厚生委員会。
今回も傍聴の方がバスに乗って駆けつける中、請願の審議が行われました。
といっても市側の説明が終わった後、各委員からの質問はなく、すぐに採択をとの意見が出て、全会一致で今回の請願が採択となりました。

前回の請願審議で、私の質問に対してもすでに副市長からも「墓地はありえない。」との答弁が明確にされており、またまちづくりの所管からも、用途地域変更に向けて、支援をする方向性が示されていました。前回の審議の時点で採択されても良かったと思いますが、全会一致を見据えて自民党の会派との調整があったことから今回の全会一致での採択となりました。

保健所政令市として、市が、都のマスタープランの中でも明確に良好な住環境を守る地域として位置づけている住宅地域に、こうした墓地の建設をすることは認められないとの判断をすることは、現行の墓地条例の運用の中でも、厚生労働省から示された指針を受け、可能だと思いますが、今後はそのことが事業者にも明確にわかるよう、本市の墓地条例の改善を図っていくことが必要だと思います。

私は、今回のような良好な住宅地域に位置づけられている地域に万が一墓地建設の計画を認め、墓地ができてしまえば、八王子のよりよいまちづくりを市自ら進めつつ、一方で壊すという矛盾した行動を行政がすることになり、また地区計画がなし崩しになり、他の住宅地域への影響も計り知れないとの危機感を抱いて請願審議に臨みましたが、賢明な判断がなされて、全会一致で採択され、また市側としても住民の意向を受けて、サポートを行ったことは良かったと思っております。

今後、ホーメストタウンでの用途地域の変更を受け、よいまちづくりがされていくことを期待しています。
請願者の皆様、お疲れ様でした。