本日は、市民と議員の条例づくり交流会議の会員特別ワークショップに参加してきました。

私は、議会運営委員会のメンバーとして議会改革を推進する立場で、8年間活動をしてきました。

本日のワークショップには、議員経験のある市民としての立場で参加しましたが、

改めて、議会改革の全国的な流れや、先進自治体の取り組み、また多くの自治体で進まない議会改革の現状があること、

また議会改革を進めたいと思っている市民、議員が多くのジレンマを抱えていることを認識しました。


八王子市議会も、議会改革の旗印を掲げて、今議会基本条例の検討をしているとところですが、せっかく過去には、北海道の栗山町などの議会改革の先進自治体を視察までして、勉強してきた八王子市議会です。こうした学びを生かし、しっかりと市民のためになる議会改革の歩みを進めていってほしいと思いました。

温度差が大きい議会改革

私は、過去2期8年の議員活動の中、まるまる8年間議会運営委員会のメンバーとして活動をしてきた経験があります。
先進事例といわれる、北海道の栗山町や会津若松市の議会改革のあり方など、議会運営委員会のメンバーとして視察、勉強をさせていただく機会もありました。

その中で、議会改革が進んでいる自治体と遅れている自治体との違いを痛感してきました。

今後の議会は、ますます財政状況が厳しくなる中で、右肩上がりの時代のあれもこれもという時代から、政策の優先順位を明確にした中で、十分な取捨選択をして市政が政策展開をしていくこと、また市民ニーズの多様化が進む中で、新たなニーズに十分応える豊かな市民サービスを展開していくためにも、ますます議会の役割は重要になっていきます。

 

これまでの八王子市議会の議会改革の流れと課題

八王子市議会では、2011年度には、両角みのる座長のもと、議会基本条例等検討会を開催し、報告書を議長に提出しています。
議会改革の方向性は市民にとって大きな問題だけに、
こうした議会改革の検討の内容について、市民に知らせるべきではないかという意見が、議会運営委員会で出ました。(私も市民に知らせる立場を主張しました。)
しかし、議会改革に賛成の立場でない議員も当時多く、議会改革の方向性についてまだ一致がしていないので、報告書を出したことだけ市民に知らせればいいということになり、市民には、その検討内容については知らされていません。

市民の力の後押しが議会改革には欠かせない

改選後の議会での議会改革の取り組みについては、議会基本条例準備会を設置したことだけは、市議会だよりで報告されていますが、どのような骨子で議会改革が進もうとしているのかは、はっきり言って定かではありません。

ぜひ市民の皆さんも、八王子市議会の議会改革のあり方について注視をしていただき、議員や議会事務局などに質問したり、提案したりして、無関心ではなく、自分たちの大切な問題としして関心があるという意志表示をしていただき、議会改革の後方支援を行っていただけたらと思います。