私が結婚したのが、実は平成元年。1989年ですが、
世界的見ると、平成元年、1989年の11月にベルリンの壁が崩壊し、12月には、レーガンとゴルバチョフがマルタ会談で冷戦の終結を宣言しました。

実は、新婚旅行には、単独の二人だけでヨーロッパに行きましたが、その新婚旅行は、1989年8月。
ヨーロッパに行くには、冷戦状態の空を突っ切ることはできないので、アメリカのアンカレッジ空港でいったん飛行機を降りて、そこから乗り換え、そこからまたヨーロッパに飛ぶ。
ヨーロッパに行くにはとても時間がかかりました。
今では考えられないことですが。

その頃、私は、英会話をイーオンで習っていて、アメリカ人の先生と新婚旅行での話をしたと思ったら、
なんと、11月には、ベルリンの壁が落ちて、冷戦終結。
こんな事があるのかと、英会話の時間には、アメリカ人の先生を囲んで、冷戦終結の世界的な大転換を、興奮して話したのを今でも鮮明に覚えています。

当時誰もベルリンの壁が落ちるとは思っていなかったと思いますが、
でもゴルバチョフ書記長の胸の中には、冷戦終結の熱い夢は常にあったと、若かった私ですが、
感じ、時代の山が動いた感動を今も忘れることはできません。

その後、アンカレッジ空港も必要がなくなり、ドイツの緑の党の訪問、視察に行ったときは、飛行機は、ロシア上空を飛んで、世界が変わったのをそこでも感じました。

長くなりましたが、
平成の時代のスタートは、冷戦の終結の年でありました。
そして、2018年、平成30年は、世界的に見ても、まさに大きな気候変動が起き、様々なな災害が多発。日本列島も災害列島と化しました。また、マイクロプラスチックによる海洋汚染など、衝撃の事実が次々と明らかになっています。

これまで人類が築いてきた、科学技術によって、発展を遂げてきましたが、自然の猛威の前で、科学技術とシステムが通用しない側面が急浮上しています。

これからまさにどのような時代をつくるのか、大きく問われています。

行き着いた簡単便利、快適から、自然を大切にした人類にしなければ、私たち人類は生存できなくなる危機もやってきてしまいます。

しかし、ピンチは、チャンス。

私は、人と自然とを大切にする新しい時代をつくっていきたい。

もっと、人も自然も大切にされていいと思います。

中央集権的な行政の形が採られてきた日本では地域の中でできることは、限られているように見えます。

しかし、やる気になればいろんなことができるはずです。
そして、人々の生活や人のつながりで考えれば、地域こそがまず大切ではないでしょうか。

地域だからこそ、国が取り組めていないことを先駆的にやれることもある。

地域が変われば国も変わる。

身近なことから地域から。

新しい時代のまちづくりを、地域の中で皆さんとともに進めていきます。

こうであっても、こうはできるを、積み重ねれば、地域は、変わる。社会は変わる。
みんながその気になれば、変えられると信じています。

そして、ゴルバチョフのように、みんなのために、新しい時代を築いていこうと考える、志のある政治家が増えていくことも、本当に大切だと思います。

新しい時代のまちづくりを皆さんと一緒に進めていきたいと思います。

今年もどうぞよろしくお願いいたします。