### 八王子住まいづくり市民塾の活気的取り組みとは? ###

先日の市民活動協議会の新春のつどいでお会いした、「八王子住まいづくり市民塾」の坂野さんからは、

竹林保全と竹を使った壁紙の製作と、住まいへの活用のお話をお聞きしました。

竹の壁紙は、有害物質を出さない、呼吸する素材なので、環境にも人にも優しい取り組みです。
環境によし、住まいによし、そして、人のつながりをつくるこの活動、ぜひがんばってほしいと思います。

ぜひこうした活動を応援したいなと思いました。

そして市もこんな市民活動をもっともっと応援できるような体制づくりをしていくことが大切です。

それから、私は竹の壁紙で高尾山のお土産も作りたいなと思いました。

よくばりでしょうか!? いい政策・取り組みは一石3鳥になる。「一石3鳥を狙え」と思っているもので・・・。

和紙に施された仏像の版画がすてきだったもので。アイデア次第で様々に活用できる竹の和紙です。

ご紹介しますので、関心のある方ぜひお読みください。

### 竹で環境保全活動! ###

八王子住まいづくり市民塾では、竹をキーワードに環境保全活動をしているそうです。

竹林の手入れをすること、そして、竹を使った壁紙を住宅に使用することで、二酸化炭素の排出量を減らし、地球温暖化対策を進める取り組みをしているそうです。

### あれた山、竹林が増えている ###

八王子でも手入れのされていない山がたくさんあります。

活動写真を見せていただきましたが、山の中にある竹林や農家の方の所有する竹林など
手入れが行き届かず、人が入れないほど密林状態になっているところも見受けられます。

本来は、ぎっちりではなく、まびきがされていて、竹と竹の間に間隔があるのが美しく望ましい状態。農家の方の高齢化や兼業化により、所有する山の手入れが行き届かず、竹林も密林になっているところに、市民がボランティアで竹林の手入れをして、保全活動をしているそうです。

### なぜ竹がいいのか ###

市民塾では、0歳から5歳までの間に竹が二酸化炭素を活発に固定することに着目

→竹紙の製造をして炭酸ガスを長期固定化することを目標に活動しています。

竹はそのほか、竹の垣根などにも、使用できます。

腐った竹は二酸化炭素に戻るけれども、建材として活用をしていくことで、
1. 竹林保全ができ、
2. 二酸化炭素の固定化ができ、
3. さらに呼吸をする竹の壁紙で体と環境に優しい住まいが実現でき、
4. 障害者団体が壁紙を作っているので、障害者の雇用となり、
5. 高齢者の方も活動ができ、元気になる
6. さらに高齢者医療費の減少
7. 人のつながりができる

市民塾ではこんな構想と活動計画を立てて、元気に取り組みをされているそうです。

いろいろなアイデアはやっぱり市民から出てくるのだなあと、お話をお聞きして希望を感じました。