本日議会終了。

議案審議も終わり、採決が行われました。

今回すごくややこしかったのが、学童保育所の指定管理者制度の議案採決です。

私は諸派の議会運営委員会委員であり、とりまとめの役割をしていますが、諸派のメンバーが5人にもなって、しかもみんな採決の判断が違うものだから、本当にとりまとめがやっかいだということを痛感した議会でした。

判断が分かれた学童保育所の指定管理者

学童保育所の指定管理者制度導入については課題がいろいろとある中で、会派を組んでいない諸派で少しずつ判断が異なるという状況があります。

私も学童保育所の指定管理者の選定に当たり、疑問を感じた案件が3件あり、反対しました。
八王子市内に事業所や事務所があることを条件としつつ、そうではない事業者をなぜ資格があるとみなしたのか、いくら社会福祉協議会に人材派遣をしたことがあるからといって、八王子市内で事業展開したと認めるのはおかしいのではないかと思います。

また、市は地域の中で学童保育所が子育て子育ちの拠点になることが必要としつつ、あえて資格を満たしていない事業者を無理無理資格ありとして、市外の事業者を選定をすること。
そして保育内容の点数よりも、コスト面での効率性という項目で点数が高い事業者が選定されたことは、コスト削減を最優先にしないという方針を示しつつ、結果としてそうなってしまっているのではないかと疑問を感じざるを得ません。

もちろん経営が悪く倒産するような事業者は困りますが・・。

学童保育所の更新制度については導入をしたということで、これによって、ころころと事業者が変わるマイナス面の改善につながります。
しかし、本当にその事業者が優良企業であるのか、財務や労務のモニタリングを厳しくして優良である確証を市が持っていることが必要です。
学童保育所の指定管理者制度のあり方はこれからも注目していき、制度の改善を求めていきたいと思います。

そしてよりよい学童保育サービスにつながるようにしていきたいと思っています。