26日の本会議の諸報告では、私は包括外部監査報告について質問しました。

今回の監査の対象は、自転車駐輪場です。その監査報告に目を通し、愕然としました。
なんたる市のていたらく。財団がもうけっぱなし。市民は重い負担をしっぱなし。

質疑でも明らかになりました。
なぜ八王子市の自転車駐車場の料金が高いのか・・・。
それは、市が自転車駐車場の設置と管理運営を任せていた自転車駐車場整備センターの運営状況をチェックできず、料金値下げすら十分に交渉できなかったからです。

自転車駐輪場整備センターは国土交通省系列の財団です。
市は、センターに市の土地を提供し、センターが自転車駐車場を建設、維持管理してきました。センターが借り入れた借入金が返済された時点で、自転車駐輪場は市に無償譲渡される約束です。
でも一度も無償譲渡されたことはない!

監査では、センターは管理運営で剰余金や補修積立金を累積している。
そして、市民は過度な料金負担をし、センターの運営状況からすれば、値下げは可能とも指摘。
単年度の収支報告をおおざっぱにしか把握していなかったことから、市はセンターが抱えている累積の剰余金、補修積み立て金を、チェックできませんでした。

公認会計士が入って、監査を行ったことで、ようやく明らかになりました。

市長に、今回の外部監査報告での指摘をどう受け止めているのか尋ねたところ、「慚愧に堪えない。」「センターありきの政策も見直す」との答弁がありました。

公益法人の財団が市民から余分にお金を取っていたなんて。やっぱり天下り先の確保として言いようがない。

市の職員の能力もレベルアップしないと!