3月は卒業式の季節。
厚生委員会のメンバーとして、八王子市立看護学校の卒業式に参加しました。

卒業証書を受け取る学生さんたちを見ているとすがすがしく心が洗われるようで、とても感動しました。

* 「苦しくても難しいことを一つずつ乗り越えていってください。それが皆さんの力になります。」
* 「看護師の求人はあちこちであり、就職に困らない。だからちょっと苦しいことがあるとすぐ止めてしまう人もいます。でも踏みとどまってがんばってみてください。」

それぞれの立場からおめでとうと激励の言葉が述べられました。

#### 病院の看護師の仕事は激務です。

日本では、一人の看護師が持つ病床数は、世界基準の2倍から5倍と言われています。病床数だけ比較しても看護師の負担は極めて大きい状況です。

そして医療の高度化や複雑化で看護師の負担はますます増しているとのこと。3年間でミスやニアミスを経験したことのある人は、86%にも登っています。

負担の増加→心身の疲労→離職→人手不足。まさに悪循環です。

新人看護士の10人に一人が一年以内に離職という統計もあります。

ただでさえ激務であることに加え、結婚出産によって家庭のことも加わると、両立が難しくなってしまうということ。働き方の工夫や保育環境の整備が必要です。
離職した看護師が復帰できる支援策もスターとしていますが、抜本的な看護師不足解決として、看護師の労働条件の改善は不可欠と言えます。