### 会で出された意見

#### 小児医療について

都立八王子小児病院の移転統廃合によって、重度障害児の子どもたちの通院がとても大変になってしまった。府中の小児総合医療センターで総合的に診療を受けられる態勢ができたことはよいが、八王子のように大きな都市から小児医療の拠点が失われてしまったことは、障害児・健常児ともに損失である。失われた医療に空白を埋めていく努力をしていくべき。

障害をもっている子どもを家族が世話しているが、母親が病気になり、さらに兄弟が病気になったりすると、面倒を見ることができなくなる。これまで都立八王子小児病院では社会的入院を認めてもらって何とかできていたが、府中の病院では果たして社会的入院を認めてもらえるか未知の状況。親として不安を感じている。

府中の小児医療総合センターは障害児やその家族にとって駐車場など使い勝手が悪い。
もっと障害者への配慮をしてほしかった。

#### まちづくりとバリアフリーについて

JR八王子駅のマルベリーブリッジの拡張工事について、検討会が開催され、障害者団体の代表として参加しているが、車いすの種類については多様であり、一人の障害者がいるからそれで大丈夫ということはない。
また、市の開催する検討会に参加するには、当事者としては負担が大きい。コーディネーターを付けてほしい。

障害者自立支援法についても就労の自立支援が中心の法律との意見が出されました。
そして、障害児のケアについては、家族頼みとなっていることで、家族に大きな負担が生じていることも改めて確認しました。

今後もこうした声を受け、しっかりと行政につないでいきたいと思います。