八王子市では、基本構想基本計画(2013年~2023年)の策定に向けて、その策定手法の検討が進められています。

市は、市民参加条例に基づき設置された市民参加推進審議会に対し、基本構想・基本計画策定における市民参加の方法についても諮問をしています。(答申は9月に出ます)

先日の8月中旬時点でのヒアリングによれば、市は新総合計画策定の体制として、審議会の答申を受けて、市民会議方式でやる方向だという話でした。

2012年1月が市長選となり、市長が交代になればもう一度作り直すことになるのか、この当たりが不透明ですが、市民会議方式でやることが確認されることは良いことです。

### 前回の成果と課題をどう生かすか?

市は前回の経験を踏まえ、市民会議が策定した素案と原案をいかに近づけることができるかが課題と認識し、今回の改善点として、アドバイザーチーム(仮)の設置する予定です。

アドバイザーチーム(仮)のメンバーには、市民会議の代表者に学識経験者や団体代表者などを入れて、できあがった原案に対してアドバイザーチームと市側と意見交換をしていく考えです。

また多様な市民意見の聴取として市民アンケートやグループインタビューも手法として取り入れる方向性です。

### さらなる市の積極的情報提供のもとに議論を!

前回の市民会議には、私も市民として参加し、環境分科会のサブリーダーとして、代表者会議にも出席するなどの活動の経験があります。

他の市民会議参加者と話して出てきた意見としては、

とにかく市民参加でやったことが素晴らしかったこと。しかし、市民も財政についてもしっかりと情報提供を受けて、議論をしていくことができればさらに良かった。

ということでした。

財政状況が厳しい中だからこそ、しっかりと議論し、これまでの制度の改善や時代の求める施策を実施していくことが必要だと思います。

市の方向性を決める大切な議論になります。

多くの多様な市民参加による市民会議で実のある議論ができるよう、行政へ働き換えヶ、市民の皆さんにも発信をしていきたいと思います。