10月一日から廃プラの資源化が拡充になりました。
資源リサイクルセンターの様子をご紹介します。
10月1日から資源物の個別収集が始まりました。
そして廃プラスチックの対象品目が増えました。
### 市が建設した廃プラスチック処理施設・資源リサイクルセンターの設備内容とは? ###
市はこれまで廃プラスチックについては、大部分を燃やして処理をしてきましたが、今回、環境負荷の軽減という視点から廃プラの資源化品目を拡充をしできるだけ資源化する方向に方針を転換しました。
それのともない、これまで他の自治体で廃プラの中間処理をしてきたものを自区内処理をするとして、旧戸吹清掃工場の炉を解体し、そこに廃プラスチックの中間処理施設である資源リサイクルセンターを建設しました。
今回オープンした施設を見学して来ましたので、これまでの経緯と施設内容についてご報告します。
### 求めてきた安全対策に対しては、全国初の二重の排気対策がとられました ###
廃プラスチックの中間処理施設については、安全対策への不安や説明の不十分さから、町田市の廃プラ中間処理施設建設が白紙撤回になった経緯があります。
このことを踏まえ、私は八王子市での中間処理施設建設に対しては、住民の合意を十分行うこと、また、十分な安全対策の実施を求めてきました。
またさらに過大な施設整備ではなくできるだけ発生抑制に取り組み、処理する量を減らすことによって環境負荷の軽減をすることを求めてきました。
これに対し、市は中間処理施設の安全対策として、全国初の活性炭による吸着と光触媒の利用をし、二重の安全対策を行ったということです。
見学でもよくわかりましたが、排気についてはすべて一カ所に集めて吸着処理をするしくみになっており、最大限配慮がされていることがよくわかりました。
### 焼却にともなう環境負荷と、中間処理による環境負荷のどちらが大きいのか###
この点については、学術的論争があるのも事実です。ただ、一度燃やして空中に拡散させてしまえば二度と回収できないことも事実です。
まだまだ未知である廃プラの処理による汚染物質の問題については、現時点では市として施設建設については、最大限の対策が取られましたが、これからも継続的調査によるモニタリングや研究が必要だと思います。
そして、何よりも、処理する量が減れば環境負荷も軽減になることから、できるだけ発生抑制につながる取り組みをしていくことが必要です。
### 容器包装リサイクル法の改正も必要 ###
食品流通のしくみが変わらなければ、消費者レベルでの努力だけでは難しい側面もあり、発生抑制のためには容器包装リサイクル法の改正も今後必要だと思います。
抜本的に発生抑制をしていくためには、ワンウエイ容器に対する容器課徴金など、企業が発生抑制をしていく動機を法律の中に盛り込むなど新たな取り組みが必要だと思います。
### 環境負荷の軽減と資源化の取り組みを無駄にしないために・・・発生抑制と徹底した分別を! ###
現状のシステムの中でごみの環境負荷の軽減をしていくためには、無駄なものは買わない、詰め替え用の利用をする、廃プラを出すときには、汚いものを入れて、資源化の質を落として無駄にしないといった取り組みが必要です。
私もみなさんといっしょに努力していきたいと思います。