来年1月には、八王子のそごうが閉店となるというニュースが流れ、ショックを受けたのは、私だけではないと思います。人口56万都市で、デパートが全くなくなるとは!
閉店理由としては、連続で前年度を下回る売り上げで、採算がとれないと見込んだということです。確かに、高齢者は増え、消費をする若い世代が縮小すれば、デパートの売り上げは落ち込みます。
さらに都心部や立川市のデパートに顧客が奪われてきたことも大きな要因だと思います。
(私は、買い物をするときはできるだけそごうでしてきたのですが・・・。)
### 魅力あるまちづくりを目指して何とかしないと・・・! ###
撤退については、それなりの事業者の理由はあるでしょうが、このまま、八王子のまちの地盤沈下が進んでいくことは、何とか食い止めないと・・・。と思います。
私は、まちづくりは事業者だけでも、行政だけでも、うまくいかない。市民や利用者といっしょによいまちを作っていくという発想がなければ、決してうまくいかないと思っています。
八王子のまちづくりは、これまであまりにも一部の事業者の声や行政の考えで進めることが多すぎたと思います。そして、スポット的にしか行政はまちづくりを考えていないことも大きな課題だと思います。(南口再発事業でもそうでした。)
市長は、都市間競争という言葉をよく使い、JR八王子駅南口再開発事業が八王子の魅力の創出をすると発言し、さらに再開発事業完了後は、南口の賑わいが創出できたということで、たいへん喜んでいました。
しかし、結局、そごう閉店というような状況を迎えた現在、もう一度、八王子のまちづくりを見直し、八王子の魅力をいかに作っていくのか、本腰を入れて真剣に考えるべき時にきていると思います。
八王子駅北口のペデストリアンデッキ、「マルベリーブリッジ」からは再開発ビルの東急スクエアビルにも接続していなくて、動線がよくないし、バス乗り場は、利用者にとってとても使いづらいし、中心市街地の方では、何がどこで売られているのか、よくわからない。八王子の魅力である緑は、中心市街地では少なく、緑のうるおいを感じるということもない。そして、駅前の観光客が来るところに観光協会があるわけでもない。
私は、八王子は緑が豊かで大好きという市民が多い中で、中心市街地にもっと潤いを感じさせる緑を増やしていくことが、大切だと思っています。
そして、市民が魅力を感じるまちにするために市民の声を聞いてアイデアを生かすことが必要です。
たとえば私が進めていきたいのは、空き店舗を活用して、市民活動や子育てや高齢者の交流広場、学生の活動拠点などを街中につくれば、そこで消費も生まれ、まちも活気づいてくるのではないかと思います。
みなさんは、八王子のまちの魅力づくりにはどんないいアイデアをお持ちですか?
もっともっと市民や利用者の声を聞いた人の動線に配慮し魅力の創出に知恵を出し合ったまちづくりことが求められています。まちづくりのハードについても市民の声を生かし、バラバラだったまちづくりをつなげて魅力あるまちにしていきたいと思います。