震災後の支援について、考える会をやるので是非参加してほしいとのお声を受け、本日はある会のワークショップに参加しました。
会では、義援金を集めて医薬品の提供や医師や看護師の派遣などにつなげていきたいという企画が出され、まずは義援金の募金活動をすることを決め、活動をしていくことになりました。

今日は、私は、市と市議会の義援金の募金活動に参加して市民のみなさんに募金のご協力をお願いしました。また夕方には、西八王子駅では、民主党としての義援金の募金活動もさせていただきましたが、こうした活動をしながら、さらにみなさんの声を聞いて、行政や国にまでしっかりとつないで、少しでも有効な支援が広がっていくように努めていきたいと思います。

### 八王子市民の行動力もすごい!###

先日は、私の知り合いの医師が岩手の被災地に行って医療活動をしてきた話を聞きましたが、今日は、民間団体として、救援物資を運んできたという人のお話を聞くことができました。
昨日は、他の市民の方からも被災者の支援として何かできないのかというお問い合わせを頂いたばかりでした。また、義援金を集める活動を始めた学生もいます.
お話を聞くとすでに私の身近な人で、支援物資を被災地に届けてきたり、医療活動を行った人たちが何人もいて、本当に八王子市民にも結構行動力があるなと関心しました。

### 何がどう必要か!? ###

本日のワークショップで出た話は、医薬品も医師も看護師も少ない状況だが、医師や看護師の募集をして、医療関係のボランティアの人を被災地まで派遣できるシステムができないのかというお話も出ました。八王子市には、八王子市立看護学校がありますが、こうした資源を生かして貢献ができないのかと私も考えています。市の考えを聞いてみたいと思います。

また市の支援について、義援金を集めることはとてもよいが、どのような支援の仕方をしていったらいいのか、具体的なところがまだ見えていないので、ぜひ具体的に支援する対象を決めて、的確な支援体制を作っていってほしいとの話も今日の会で出ました。確かに災害協定市があるわけでもないので、市の被災者支援については、具体的な方向性ははっきりしていません。対象地区をしっかり絞り、具体的な支援について検討していくことも必要かもしれませんし、さらに都などが窓口となり、八王子にまでつないでもらうような体制も必要かもしれません。

### 住宅支援はどうあるべきか? ###

市は、住宅支援センターの設置をし、甲の原体育館やあったかホールを被災者に提供する予定です。体育館には、マットを用意するとのことですが、長期にわたってプラーバシーのない体育館のようなところで、被災者の方が、ふとんもなく寝起きをするのは、苦痛です。今ある八王子市の地域資源としては、都市再生機構がもっている空きの住宅も有効であり、早期に被災者に提供ができるようにすべきだと思います。
この点について市に聞いたところ、都市再生機構は、被災者に対し、住宅提供をする際に、住民票と、身分証明書と罹災証明書の三つを出すように求めているということですが、自治体そのものが津波でなくなっているところもあり、どうやって罹災証明がもらえるのかは疑問です。
身分証明書もなくしている人も当然いるはずであり、行政の手続きのあり方と実態がずれていると感じます。この問題については、都市再生機構の対応のあり方について、もっと実態に即したものになるようにぜひしてほしいと思い、国の判断について現在問い合わせをしているところです。

これからも私自身ができることをしながら、皆さんの声をしっかり聞いて、有効な支援体制づくりにつないでいきたいと思っています。