都の所有であった、旧高尾自然科学博物館は、廃止後市へ無償譲渡されました。八王子市は、更地に新たな施設をつくる予定です。

しかし、現在、その計画が市の財政難を理由にストップしています。
そのことは、むしろ幸いかもしれません。
なぜか・・・。

### 納得がいかない市のプランを前にして・・・  ###

プランを検証

高尾自然科学博物館を考える会では、高尾の自然を守り、その豊かさを子どもたちや都民に伝えていきたいとの思いから、博物館構想について会として検討し、市に提言も行ってきました。

私もこの会のメンバーであり、ぜひよい内容で早期に高尾自然科学博物館を作ってほしいという思いを抱いてきました。しかし、それと同時にどのような施設をつくるのか繰り返し議論が行われて来る中、市が最終的に出してきた建物の設計案については、どうしても納得がいかない。こんないい加減なプランで建設しないでほしいとも思ってきました。

この思いは私だけでなく、高尾自然科学博物館を考える会のメンバーとしても同様に抱いています。
### 専門家を迎えてのプランの検証でわかった・・・市は早期にプランの見直しを! ###

今回、市が出してきた現時点での最終案に、なぜ私たちが納得がいかないのか検証することになりました。
博物館の分野で活躍さえている専門家の方に、市の案を送ったところ、図面を立体模型にしていただくことができ、その模型をもとに会として、専門家の方を囲みながらプランを検証しました。
そして、出てきた結論は、「やっぱり市は建築計画の見直しをすべき!」というものです。

大きな空間をがんじがらめの通路で台無しにするプランだということが、模型を見て明らかになりました。

こんなプランで建築をしてしまえば、本当に後悔することになります。

水きんの音を聞く 

市の職員にも見てもらい、案を見直すよう求めていきたいと思います。
最初に考えていた案の方が、後からいろいろと改変ができ、優れていると思います。
どうしてこうなってしまったんだろう。理解に苦しみます。本当に残念だとしか言いようがないですが、会としても、よりよい案を実現できるよう提案していきたいと思います。