計画停電以来、市の施設の夜間利用制限がされています。

確かに計画停電の時に、利用制限をしたことは、致し方なかったと思います。

しかし、計画停電もすっかり終わった今、なぜ市民センターなどの集会所施設の利用が制限されなければならないのか大きな疑問を感じざるを得ません。

この問題については、市民団体が見直しを求めて市に交渉をし、私もその場に同席をしました。
市の利用制限措置により、あきらかに市民が集会ができない、つまり、市民活動を阻害している現状があります。現在八王子市が行っている、夜間利用制限措置は、他の自治体では、行っていません。なぜ、八王子だけが利用制限をするのか?!八王子市の対応は早期見直しが必要です。

電力需要を下げることは、必要ですが、下げるべきは、日中のピーク電力です。市もピーク電力を下げるとしています。そういいつつ、夜間の利用制限をするのか、ちっとも理解ができない話です。

市は、市民活動の重要性を全く理解していないのではないでしょうか。
公共の機能は、行政だけが担えるはずもなく、市民が公共の機能を担っていくことが求められている時代に、市民活動を制限するような環境を市があえて作っていることは、大きな課題です。

市は被災者支援までは、市の防災課では、手が回らないから、ぜひ市民でやってほしいといいつつ、被災者支援をする会議の場は確保できないような環境を作っているのですから。

本当に電力需要を下げるなら、市民や事業者にまで発信し、八王子市全体で取り組むことが必要ではないでしょうか。
八王子市全体でどれくらいの電力需要があるのか把握しておく必要がありますが、市はそれも把握していないようです。
市だけが公共の機能を損なってまで、市だけで電力需要を下げようとする取り組みは、全く適切な対応ではないと思います。