8月22日、暑い最中でしたが、ブルベリー摘みのお誘いを受け、八王子市の上恩方の花井農園さんで、ブルベリーを摘んできました。

花井農園にて

 

我が家でもブルベリーの木が今実を付け、少しずつ食べていますが、今回のように、ブルーベリーをたくさん摘むのは、初めての体験。
完熟かどうかを見分けながら、一粒ずつ素早く摘むのは、かなり大変です。

いっしょに摘んでくれた農園のボランティアの人が、「甘い木と、酸っぱい木があるので、味見をしながら、気に入った木のブルーベリーを取っていくといいよ。」と言ってくれましたので、
たわわになった新鮮なブルーベリーを口に運んで、摘み立てを満喫しつつ、夢中で、摘んで、気が付いたら、すっかり汗びっしょりになってました。
でもなかなかいい体験でした。(今度からもっと涼しい時に行こう!)

おなかにかごを着けてブルーベリー摘み

障がい者の方も、花井農園に、午前、午後とブルベリー摘みに駆けつけ、農家の方を応援していました。
暑い最中のブルーベリー摘みで、新鮮なブルベリーの味と農作業の大変さの両方をことさら実感しつつ、やっぱり大切に八王子の農業を守っていきたいなと思いました。

竹パウダーを活用しながら、無農薬有機栽培の取り組み

花井農園では、無農薬有機栽培を手がけ、りんごも栽培していますが、今、このリンゴ栽培に竹パウダーを活用して、生育状況を対象実験をしながら、観察しつつ栽培しているそうです。

袋に入った竹パウダー

実は、この竹パウダーは、作庭家の林好治さんが八王子で熱心に取り組み、普及活動をされているものです。
農薬を使わない庭造りというコンセプトで、林さんは、実験的に庭に竹パウダーを撒き、竹パウダーを撒いたものとまかないものの比較実験もしていらっしゃるそうですが、庭の樹木の生育状況を観察し続ける中、竹パウダー活用の着実な成果を確認できているとのことです。

私も我が家の庭に、竹パウダーを撒いてみました。
赤星病にやられてすっかり青息吐息で、枯れそうになっていたひめりんごの木に、黄緑の新芽が出てきて、また復活してきたので、竹パウダーは、有効だと確信しています。

花井農園でも、こうした成果を受け、竹パウダーをりんご栽培にまず活用しようと熱心な取り組みをされています。

りんご畑

ブルベリーについては、竹パウダーはまだこれからということですが、
とにかく、摘んできたブルベリー、本当に無農薬有機栽培で、とてもおいしかったです。

原発事故の影響も・・・
花井農園では、実は、ずいぶんお客さんが減ってしまったとのことです。

「今年は、例年に比べてお客さんが少ないし、人手も足りなくて、熟したブルーベリーを摘みきれていないので、落とすだけだともったいないね。」と、花井農園にボランティアに来た方が、話していました。

やはり、原発事故以来、放射能汚染の問題が発生し、敬遠する方もあったということです。

花井農園では、摘んだブルベリーの放射能測定も行い、少しでも安心してブルベリーを食べてもらえたらと、自主的な取り組みもされているそうです。

原発事故のために、ずいぶんがんばって取り組んできた無農薬有機栽培の作物が大打撃を受けているところがあると思いますが、八王子も例外ではありません。

花井農園のブルーベリーの前回の放射能の自主検査では、やはりゼロではなく、国の子ども基準の10分の1ほどの値が出たそうです。

しかし、この8月中旬の自主検査では、ブルーベリーからは、放射能は検出されなかったということです。

せっかくがんばっている農家ですので、ぜひ食べて応援してあげたいなと思いました。

山のように買って帰ったブルーベリーをさっそく試食

花井農園では、自分で摘み取ると、お手頃価格で、ブルベリーを買って帰ることができます。

午前中とかの涼しい時間帯から、受け付けているそうです。
ブルーベリーは、抗酸化作用のある、体にいい食べ物です。
ぜひブル―ベリーのお好きな方、また未体験の方、おいしいブルーベリー摘みに、出かけてみられたらどうでしょうか。

花井農園

八王子市上恩方町1510  TEL 042-651-2288

水曜日から月曜日  9時から5時まで (花井農園でHPを検索すると出てきます。)