コンパニオンプランツ。
今日はこのお話を教えて頂きました。
日本の消費者は、中国野菜の農薬を心配している方が多いようですが、
実は、日本は、土地の面積当たりでは、世界で一番農薬を使用している国なんだそうです。

やっぱり、健康を考えると、無農薬有機栽培の野菜を買いたいですよね。
でも、無農薬有機栽培って本当に難しいのも事実です。
私も、昔、畑を借りて、小松菜など育てたことがありますが、

しっかり手を入れてやらないとレースになってしまうんですよね。

これを防ぐためにも家庭菜園でも、消毒をすることが多いと思います。
でもそれをしないで育てる方法があるということ。
今回は、それを実際に無農薬栽培をして自給自足をしている方から、ご紹介頂きました。

それは、コンパニオンプランツという考えです。

たとえば、小松菜のようなアブラナ科の植物と
レタスのような菊科の植物を植えると、アブラナ科の植物が好きな虫は

菊科の植物の臭いが苦手で、寄りつかないし、

逆に、菊科の植物が好きな虫は、アブラナ科の植物の臭いがいやで

寄りつかないということです。

それから、トマトとバジルは、そういう作用もあるし、一緒に育てるとお味もよくなるということ。
そして、お皿の上でも相性抜群。

そんなコンパニオンプランツをうまく活用していくと

農薬に頼らなくても、しっかり野菜を無農薬で育てられるそうです。

 

今では、農薬と化学肥料はセットになっていますが、戦前は、農薬とか化学肥料とかを使用しないでちゃんと野菜が育てられていました。自然の力を生かして、やれていたということです。

 

以前私が視察で行ったドイツで、農業への取り組みのお話を聞きましたが、
ドイツでは、有機無農薬栽培とともに、同じ品目でも多品種を育てるような栽培方法を推進していました。

EUと国がそれぞれ農業に対して補助金を出しており、

農業を大切な産業として守り、環境への配慮も同時にしていく考えでした。
日本の農業は、同じ品目を植えることが多いと思いますが。

自然界は、多様なものがバランスを取り合って存在している。

農業でも、人間の都合で同じ品目を植えるというのではなく、

コンパニオンプランツを活用しながら、自然の力を活用して、減農薬,、そして無農薬栽培を進めていくことができるというお話でした。

理論上だけでなく、年間、40~50品目の野菜を無農薬、無科学肥料で育てている実践者の

方のお話は、説得力があります。

物事はやり方次第で変わっていくのですね。

ぜひ日本もドイツなどが取り組んでいる環境共生型の農業、体に優しい農業を進めていってほしいと思います。