AYA世代(思春期・若年成人)の病気が増えている 

高齢者になっても元気でいられる

人はどのように老いていくのか、また、病気になるのか、健康になるためにはどういうことが大切なのでしょうか。

私は、地域で高齢者の居場所づくり、交流の場、介護予防などの活動を行ったり、講演会に行ったり、本を読んだり、いろいろと情報収集して来ました。

活動しながら、改めて感じるのは、高齢になったからといって、みんなが病気になるわけでもなく、介護が必要でもないということです。

私が通う体操教室では、80才過ぎた高齢の方でも、本当にお元気で、2時間みっちりの体操を私と同じようにこなすことができます。

お聞きしてみると、50代という筋力低下が始まる時期に、しっかりと体操などをし、食生活にも気を配っていらっしゃるようで、人生の大先輩方のはつらつとお元気な様子に、私も負けてはいられない、がんばろう。そして、多くの方がこんなふうに元気でいられるといいなと思います。

若い世代の病気が増えている

しかし、一方で若い世代を見ると、若いから元気、健康かと言えば、実はそうではないことが最近明らかになってきています。

国立がんセンターは、15才から39才のAYA世代の種類別のがんの罹患率を公表しています。

そのデータによれば、1年間にがんと診断されるAYA世代は推計約2万1千人。10代は白血病、30代は女性の乳がんが最多だというのです。40歳未満に多いがんの種類を初めて分析し、年齢層ごとに大きく異なる実態がわかったということです。

若い世代は、本来、体力的には一番パワーがある世代だと思いますが、ライフステージからいくと、進学、就職、結婚、出産など、さまざまなライフステージの変化があり、ストレスを抱えやすい時期でもあります。

食生活に課題がある若い世代

また、学生の食生活についてヒアリングしてみると、親御さんから離れてくらしている場合、自分でしっかり自炊をしてきちんとした食生活をしている人の割合はそれほど多くないと感じます。

また、自宅から通っている場合、すべて親御さんにやってもらって自炊をする経験がない人も多く、学生のうちは、親にすべてやってもらって、食生活は大丈夫でもその後が

食についての知識や食事をつくるスキルがないと、きちんと栄養が摂れていなかったり、添加物がはいったものや、外食続きの食事で、食事に偏りがあっても、問題意識がないまま過ごすことになります。

ある学生さんは、学生生活のストレスに加え、偏った食事が原因で全身アトピーになってしまったそうです。

徹底的にストレス対策や食事の見直しを行った結果、改善することができたそうですが、見直しができたことはラッキーだったかもしれません。

しかし、他の学生さんは、学校に通えないほどアトピーが進行し、改善が思わしくないとのこと。

でも、アトピーなどの症状が出て、食生活などの見直しをするチャンスがあればまだ幸いです。いきなりガンなどの病気になってしまうとさらに深刻です。

学生の頃からしっかりと食生活の重要性を学び、命を支える食事を自分でつくれるようにしていくことは、重要です。

というのも、時間のある学生の時に、自分で食事を作ることができなければ、就職して忙しくなれば、もっと食事をつくるということを学ぶことは難しくなってきます。

先日もある大学の先生や学生さんたちとご一緒する機会がありましたが、世代的に、添加物まみれの食生活をしてきている若い世代は、今の高齢者ほど長生きができないのではないかとのお話をされていました。

本当にそうかもしれません。これまで私は高齢者問題を中心に医療・介護問題のことを一生懸命考えてきましたが、もしかしたら、若い世代の方が危ないかもしれないと思い始めたところ、国立がんセンターの統計の数値を見てがくぜんとしました。

また、若い世代では、食生活の課題と、低体温の問題もあります。

体を冷やすァッション、体を冷やすクーラー、食べ物、飲み物、若い世代の運動不足、筋力低下、スマホ。パソコンの使用による姿勢の悪さ、日常的な化学物質への暴露。

それに、長時間労働や長時間通勤、ストレスが加わればいくら若くても調子は悪くなり、病気にもなります。

保健福祉センターでは、健康づくりの支援が行われいますが、AYA世代の健康支援は、重要課題だと感じています。ぜひしっかり若い世代に対しても、健康への発信をしてほしいと思います。

 

 

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