### なぜ良好な住宅区域内に墓地計画か? ###

墓地建設計画地区前

来週の厚生委員会で請願審査が行われます。私は厚生委員であり、請願にあたるメンバーとして現場視察を行いました。またホーメストタウン内墓地建設反対対策協議会の方からもお話をお聞きしてきました。

ホーメストタウンの自治会館

改めて感じたのは、墓地条例の手続きうんぬんの問題以前に、なぜあのような住宅地域の内部にあのような計画を立てて事業者が平気でいられるのかということです。

そもそもホーメストタウンは大都市地域における優良宅地開発促進に関する緊急措置法に基づき、第一号の認定を受けた住宅区域とのこと。こだわって作ってきた住宅地区です。
そのことは、都の都市計画マスタープランにも位置づけられています。

墓地建設計画地区

現行の地区計画では店舗・事務所・診療所の建築は認めています。まさかここに墓地計画が来ると普通の市民感覚なら思いません。でも、墓地は建築物ではない。事務所は建てられるとの解釈で、このような良好な住宅に墓地を作る計画を進めていこうとしています。行政もこの論法を認め、墓地の建設許可を下ろしてしまえば、ホーメストタウン八王子の良好な住宅地の環境が損なわれるばかりでなく、地区計画の意味がなくなり、他の住宅地域にもその影響は及んで行きます。

市長は常識的判断をすると議会答弁で述べています。

常識的判断を事業者もしてほしいと思います。
他にも問題点はいろいろありますが、とにかく出された請願審査に真摯に当たり、採択につなげていきたいと思います。