幡院長先生からは、動脈硬化と生活習慣病というタイトルでお話をお聞きしました。
若くても生活習慣のあり方によっては、10代からでも動脈硬化は始まること。
動脈硬化は、心臓で起きれば、心筋梗塞や狭心症などの病気になり、脳で起きれば脳梗塞などの脳の病気になる。
動脈硬化にも種類があって、徐々に血管壁が厚くなって血管が狭まっていくタイプと
粥状のものプラークが血管をふさいでしまうタイプがあるそうです。
動脈硬化が進めば進むほど、心臓病のリスクは高まるそうですが、
特にプラークのある動脈硬化がやっかいで、それほど血管をふさいでいなくても、プラークが突然破れることがあって、
これが起きると動脈が詰まって、栄養や酸素が行かなくなり、心筋梗塞や脳梗塞になるということです。
高齢化していけばある程度動脈硬化になりますが、老化による動脈硬化だけでなく、生活習慣によって現代人は、動脈硬化になっている人が多い。
とにかく病気を防ぐために、動脈硬化をいかに防ぐかが重要で、それには、食事と運動が、大切とのことです。
確かに、現在の生活スタイルは、昔のように、歩かない、体を使わない。
しかし食事は、高カロリーで脂っこいものが多いですよね。
あまり神経質になる必要はないけれど、40年前食べていたような食事をイメージして、食べていけば、いいのではとの先生のアドバイスもありました。
運動リハビリが効果的だそう
心臓病を患って、手術をしても、生活習慣を改善しないとまた手術というパターにもなってしまうそうですが、運動リハビリを取り入れていくと、改善されていくとのことで、
いかに運動が大切というお話もありました。
ちなみに、お医者さんがひそかに愛用している薬は、EPAという血液さらさらの薬で、これは高血圧の薬のように副作用がないので、これはサプリで摂ってもいいですよとのお話もありました。本当は、お魚を食べればいいのですが、お魚も昔ほど食べないですよね。
「よく、暴飲暴食しながら、心筋梗塞でぽっくりいくんだからいいよという人がいますが、心筋梗塞ですぐにあの世に行く人は限られていまして、残念ながら、ぽっくりは行けなくて、多くの人は助かります。
でもその後の生活の質は、かなり落ちてくるので、できれば心筋梗塞にならないようにした方がいいです。」
こういう先生のジョークもおもしろかったのですが、お話の中で、見せていただいた血管の映像を見ていると、
心臓の血管は、、すごく細くて、(本管は、3ミリだそうで、細いのだと0.3ミリだそう)こんな細い血管が、心臓に栄養や酸素を送って、心臓は一時も眠らないで動いていてくれるんだと思うと、もうちょっと自分の体のことを考えてあげないとと思いました。
病院では、検診も行っていて、研究や技術が発達しているので、ある程度の病気発症の予測もできるようになったとのこと。心配な人は、検診を受けて、問題があれば、早めの改善をすることで病気は防げるとのことです。ぜひ若い時から気を付けたいですね!