### 高齢化問題をテーマにして ###

今期の後半はニュータウン対策特別委員会の副委員長を務めてきました。

特別委員会での調査研究のレベルアップを図りたいということで、今回の委員会では、委員同士での懇談会や視察、他の団体との懇談を重視し、委員会の活動を組み立ててきました。
そして、取り組んだのが、ニュータウンにおける高齢化問題です。

多摩ニュータウン、八王子ニュータウンともまだまだ新しく、高齢化率からみれば、12.3パーセント、8.8パーセントと低い状態です。(八王子地域全体が20.2パーセント)

しかし、鹿島、松が谷地域では、22から23パーセントの高齢化率です。

現在、私は高齢化率35パーセントのめじろ台に住んでいますが、35パーセントの時点で、すでにお祭りのおみこしを担ぐこと一つとっても大変で、若い企業や学生の方に応援をいただいてのお祭り開催でようやくお祭りが成り立っている現状です。

高齢化が進んでいけばおまつりだけでなく、今後のコミュニティ活動にも影響が出てきます。

今回は、バリアフリー化されていない建物の課題、建て替え問題、高齢者支援策、業務用地を含め今後の開発計画の視点について、URと都と懇談しました。

意外と高齢者支援の取り組みは予想していたより進んでいました。

しかし、急速な高齢化や人口減少が進む中、行政がもっと長期的視点で真摯に取り組みをしていく必要性があることを懇談で痛感しました。

ニュータウンの場合は同じような世代が一時期に入居をしてきており、時期が来れば一気に高齢化が進んでいくことが予想されます。
今から高齢化問題を考えておくことは重要です。

ニュータウンの住民の方にもこうしたことを知っていただき、今後のまちづくりを考える材料にしていただけたらと思います。

ニュータウン対策特別委員会では、高齢化問題の実態把握と今後の課題解決に向けてという視点から、提言をまとめていく予定です。