1月22日投票日の市長選挙では、私は、両角みのるさんの応援を精一杯させて頂きました。
選挙戦中は、多くの方から、「市政を変えるためにぜひがんばって!」とたいへん力強い応援のお声をあちらこちらから頂き、本当にありがとうございました。
古いしがらみ政治を変え、市政を変えるという強い意志を持った新たなリーダーの誕生となるのか、期待と不安の入り交じる中、報じられた結果は、惜しくも2位。
1位 当選 石森たかゆき 74,273票
2位 両角みのる 62,673票
3位 峯岸ますお 17,619票
駅頭や商店街、街角でスポット遊説を勢力的にこなし、政策の訴えをした両角候補でしたが、全体に静かな選挙といわれ、お天気も悪かったことも影響して、投票率は、34.95%と伸び悩みました。
山積する市政の課題や重大さに比べ、この数字は、あまりにも低くて、とてもがっかりしました。
結構若い方から今回の選挙での声援を頂きましたが、それでも関心は低かったのでしょうか!?
今回の投票数を見ると、両角みのる候補は、11,600票、石森票を下回っていますが、
峯岸ますお候補の両者の得票を合わせると、80,292票となり、
当選を果たした石森票を、6019票上回っていることになります。
このことは、黒須市政を継承する市政にノーを突きつけた市民が過半数を占めたということを示しています。
かえすがえすも、共産党推薦の峯尾さんが出ていなければ
両角さんの当選につなぐことができ、
利権政治の流れを変える、川口物流拠点整備事業のストップで里山の保全ができるという流れになり、
しいては、開発による市民サービスの低下の流れをくい止めることができるということにつながっていく。
そう思うととても残念です。
対局に立って、政治を見て、立場を超えて変えるという大人の対応がなされていたら、力が結集できていたらと、候補者が後から出てきたことは、大変悔やまれます。
しかし、いずれにせよ、石森さんは、投票率が34.95%という中、その中でも過半数に満たない人にしか支持されていないということです。
今後の市政運営については、このことをしっかりと念頭に置き、支持された市民の声だけに耳を傾けるのではなく、市民全体の声を真摯に受け止める必要があります。
市民が求める高齢者福祉や子育て支援、学校教育の充実など、市民サービス維持向上と、箱物づくりではない、ビジョンを描いた再生のまちづくりを進める努力を最大限にしてほしいと思います。
今こそ、市長与党にあぐらをかかず、切磋琢磨する議会に!
また今回の両角さんの「市政を変える」には、市長と市議会のあり方を変えることも大切な要素として挙げられていました。
両角さんの主張するように、市議会では、これまで市長与党という議員たちは、出された議案をただただ、承認するということだけが仕事だと思っているような議員も見受けられました。
今回の選挙では、自民党と市民・民主クラブの市議会議員たちが石森さんを応援していましたが、市政の課題は山積しており、市長与党にあぐらをかくことなく、議会がきちんと知恵者が集まる集団として、機能していくよう努めてほしいと思います。
議員は、自分の思い込みではなく、しっかりと市民の声を聞き、きちんと本を読んだり、勉強会に参加してしっかり勉強し、必要なことは議会も提案できるような、市長と切磋琢磨する議会を今こそ作っていくことが、納税市民のためにも、そして八王子の未来のためにも必要です。
市民の皆さんからは、今回の結果はとても残念だというお声をたくさん頂きました。
本当に私も残念で仕方ありません。
でも嘆いてばかりもいられません。これから石森市政がスタートとなります。
市政の課題がどのように議論され、どんな提案がされているのか、それは本当の解決策、よい提案なのか、しっかりと市政のあり方を注視して、時には、市民の声をしっかり市政に伝えるアクションも起こしてみていただけたらと思います。ぜひ傍聴やインターネットで市議会の視聴もしてみてくださいね。
(選挙の時と、議員になった後では、言っていること、やっていることが180度違っている議員がいます。)
市民がちゃんと見ているんだから、市民のためになる市政、市議会を作ってほしい。市民のためにならない税金の使い方や無駄遣いはしないでほしいと市民がこれからもきちんと意思表示していくことが必要です。
そして、市議会についても、せっかく大切な税金を使っているのですから、市議会をこのままぬるま湯に浸けておいては、それこそ税金の無駄遣いになってしまいます。
急速な少子高齢化、生活保護世帯の増大、まちづくりの失敗、市政の課題が山積する今だからこそ、市民の知恵と力、民間の力を最大限生かすことが大切です。
これからも市民の皆さんの市政への関わり方が、ますます大切になっていきます。