めざせ三多摩格差解消! 多摩地域はもっと都政の中で尊重されるべきでは

多摩は冷遇されている!?

東京都における多摩地域は、面積で、東京都の半分、人口では、30パーセントを占めています。それにもかかわらず、都政は、区部ばかりを見ていて、多摩地域のことなど考えていないなと思うことが、私が市議をやっている時にもたくさんありました。

三多摩格差の解消について、都政の中での多摩に対する存在を再認識してもらい、予算のさじ加減だけでなく、行政の制度とても変えて行く中で、多摩の発展、八王子の発展をさせていく必要があると私は、考えています。

医療、環境で見ると・・・

たとえば、都立小児病院の再編にあたっても、本来なら出生率の高い多摩地域の病院が統廃合されるのは、本当に納得がいかないという思いがずっとあります。
府中に総合病院を作って小児医療を充実させることは、必要ですが、八王子都立小児病院が移転統廃合され、多摩地域にとって重要な周産期医療の支えだったNICU(小児集中治療室)を失ってしまったことは、小児医療のみならず、多摩地域の産科医療にとっても大きな損失でした。

NICUについては、今後も八王子市として、中核病院への機能を確保をしていけるよう、都政には働きかけていくべき問題ですが、こうした事例を見ても東京都は、多摩を軽んじているなと思います。

また、今地球温暖化や都市部における集中豪雨など気候変動の変化が起きていますが、多摩地域には、緑がまだ残っていて、こうした緑を守っていくことは、ヒートアイランド現象が起きている東京都心部においては、極めて重要な取り組みだと思いますが、そのための予算はもっと確保されるべきだと思います。

子育て支援では・・・

また子育て支援では、国の認可保育所の基準を変えて、東京都独自の認証保育所を作りました。このことによって確かに待機児解消には貢献はしています。

しかし、この制度では、所得の多い人も少ない人も保育料は応益負担で、むしろ所得が低い人ほど保育料の負担が多い計算になり、パート労働や収入の少ない人は、とても認可保育所には預けられないと、仕事の継続を諦めたり、再就職を諦めたりするという話もよく聞きました。

認可保育所と同じ応能負担にしなかったことは、この制度の大きな課題であり、今後ぜひ改善していくべきだと思います。

この問題については東京都の全体の問題だと思いますが、

八王子市では、予算削減のために認可保育所整備より予算が少なくて済む、認証保育所の整備活用で、待機児を解消する考えが強く、結果として、パート勤務で所得が低い人が認証保育所を利用せざるを得ない状況を生んでいることは、非常に問題だと思います。

八王子市議会で、この制度の課題を指摘しましたが、こういう制度だから仕方がないという答弁でした。

(とりあえず市としては、私の課題指摘に対し、認証保育所利用負担軽減制度を設けることで負担を緩和するという対応策だけはとりあえずとってくれはしました。しかし、それでも所得の低い人ほど負担が重くなることになることは変わりません。)

 

基礎自治体の八王子としては、人ごとみたいに言っているのではなく、もっと市民目線で課題をしっかりとらえて、改善すべき点はきちんと発信をしてほしいと思います。

それにしても都議会で、この制度の欠陥を改善するという議論にならないのが不思議です。

行政のしくみの課題をしっかり把握した中で、改善に向けた発信をできる人財として、ぜひ都議補選に挑戦する両角みのるさんには活躍してほしいと期待しています。

八王子まち創造塾オープンセミナーを終えて その2 ~子育て支援が充実しているフランス~

子育て支援が充実しているフランスでは、ヌーヌーという制度があることはその1で紹介しましたが、その他にもいろいろと日本とは違った子育てしやすい環境があります。

子ども手当が充実している 

またフランスでは、子ども3人目では、1人目、二人目に比べ高い子ども手当が出されているということで、子どもをたくさん産みやすい環境整備もされているそうです。

婚外子に差別がない

また、フランスでは、婚外子も差別されることなく、子育て支援が受けられる状況であり、結婚しないで事実婚で子どもを産み育てるということもあるようです。

一般的に、子どもを産むなら、結婚しないと考える日本の国のように子どもを持つことに、ハードルが高くないようです。

フランスは離婚も多いということで、一概にフランスがいいかどうかわかりませんが、少なくとも子育て支援は国が責任を持ってやることと考え、税金をかけ、支援体制を差別なく充実させている点は、今後少子化が進む日本の中で多いに見習うべき点だと言えます。

 

男女が平等な立場で、女性は仕事も子育ても 男性も育児参加

さらにフランスでは、夫婦関係では、男女がほぼ対等。結婚しても、女性は母親である前に女性であるということが前提で、女性はおしゃれですし、、育児は女性だけでなく、男性も育児に参加する。そして、育児に参加できるような働き方ができるように保障されているということです。

 

フランス人の働き方

日本人の企業人としてフランス人と仕事をした宮下さんの夫は、納期までに絶対やらなければならないとかフランス人は絶対に考えないので、本当に一緒に仕事をするのは大変だったとこぼしていたそうです。また宮下さんご自身も、いつまでも工事が終わらない建築物が結構あったて、日本の感覚から見ると不思議だなと感じたとのことです。

確かに、納期までに何が何でも仕上げると組織全体で、個人の生活時間を犠牲にしてまで仕事をする日本の会社は、さすがに仕事は早いですよね。

しかし、こういう日本の会社のやり方は、日本の経済成長の面では、大きく貢献したかもしれませんが、このことが、ある一面では、日本の社会をとても貧しくしてきてしまったような気がします。

フランスは、民衆が、戦いによって、権利を手にした歴史的経緯がありますが、社会制度としても働く場を保障する、休みを保障するという考えがしっかりされていて、日本に比べて、労働者の立場が守られているので、安心働ける環境があっていいなと思いました。

 

日本の仕事優先社会で失われているもの

 

仕事最優先で、子育ての時間や家庭の時間は二の次三の次で、やってきた日本の男性は、夫婦の時間、子どもとの大切な時間を失うことにもなり、そのことが、少子化にもつながっているのではないかなと思います。そして、地域との関わりのない生活を長年送っていると、家庭での居場所がなくなったり、地域とのつながりがなくなって定年後は濡れ落ち葉と言われてかねない。残念ながらこんな現実があるのではないでしょうか。

 

日本で少子化になっても仕方がない社会背景

子育ての関係にもう一度戻ると

男性が、子育てに参加できない。→母親一人に負担のかかる子育て。女性が仕事と子育ての両立ができない。→女性が辛くなる。→子どもはたくさんいらないと考え、少子化になる。→仕事優先で仕事をしていれば役割が果たせていると考える夫に対し、妻の感情は悪化。最悪離婚に至るケースも。

こんな悪循環を生んでいるのではないでしょうか。

(もちろん日本では、教育費が高いことも大きな一因でしょうけれど。)

 

余談ですが、最近の研究では、子どもが小さいときに夫に手伝ってもらえたか、もらえなかったかによって、妻の夫に対する、気持ちが大きく左右され、ゆくゆくの夫婦関係にまで影響していくという結果が出ているそうです。

男女ともにハッピーでいられるよう、この働き過ぎの状況は異常だと認識しておいた方がいいと思いますし、国としても、働き方にもう少しメスを入れていくべきだなと思います。

 

フランスの学校では、いじめがなかった

教育面では、日本では、深刻ないじめが大きな問題になっていますが、宮下さんのお話によると、フランスは、移民の国で、様々な国の人がいる中で、違うのが当たり前。日本のように一律にみんな同じだ、同じようにあるべきと考える発想がなくて、違うことを前提に子どもたちも学校でも過ごしているので、日本のようないじめはなかったというお話も印象的でした。

 

フランスでは、社会教育面でも所得格差に配慮

さらに、フランスの学校教育では、日本のように体育や音楽はやらなくて、各自で、社会教育としてアクティビテの中でやると言うことです。

興味深いのは、この社会教育にも、所得によって、支払うお月謝の金額に差があって、所得の低い家庭の子どもたちもいろいろな体験ができるように環境整備されているということでした。塾もないそうです。日本では、学校教育にかかる費用だけでなく、塾の費用が家計を圧迫していますが・・・。

 

違った目で、もう一度日本の社会を見つめ直してみたい

 

聞けば聞くほど、フランスと日本、まったく違う歴史と文化を持つ国だなと思います。

閉塞状況の中にある日本の社会ですが、こんなお話を聞きながら、もう一度自分たちの文化や社会のよさを確認してみる。そして、その一方で、新たに変えていった方がいい点についても、じっくり考えてみた方が良いのではないかなと思います。

 

パリ郊外での子育ては、在住当初は、ことばの問題もあり、不安を感じながらのスタートでしたが、フランスでは、行政と市民が近くて、子育て支援が充実しているし、人と人との関係が日本より近い感じで、いろいろな人が親切に助けてくれたので、とても良かったです。いろんな意味でフランスが大好きになりましたという宮下さんのお話でした。

日本も、ぜひフランスのような国が子育てしやすい環境を、整備していってほしいなと思います。

八王子まち創造塾オープンセミナーを終えて その1 ~フランスの子育て支援策、今こそ学ぶべきでは!~

11月17日、八王子まち創造塾のオープンセミナーを開催しました。今回のテーマは、「パリの街角から見た八王子の街づくり」。

 

当日は、いちょう祭りと重なったこともあって、参加者が少ないかもしれないなと思っていましたが、パリの話を聞いてみたいという方が結構集まってくださいました。

八王子まち創造塾オープンセミナー風景

八王子在住の宮下万里さんは、現在フランス語の観光通訳ガイド。

夫の仕事で、パリ近郊のブローニュ・ビアンクール市に在住することになり、子育ての傍ら、地域でのボランティア活動をしたり、パリの大学でフランス語を学だりしながら、6年半の滞在の中でいろいろな体験をされてきました。

 

写真の映像を見ながら、宮下さんからのお話を聞く

宮下さんからは、子育て支援、教育、働き方、夫婦関係、フランス人の食・文化、まちづくりをテーマに写真を交えて、お話を頂きましたが、参加者からは、学問とは違う普通の暮らしの目線で、とらえていて、新鮮でおもしろかった。自分たちのまちや社会を考えるよい機会になったとの感想など頂きたいへん好評でした。ありがとうございました。

 

今回は、両角みのるさんが司会進行する中、私は、インタビューアーとしてゲストスピーカーの宮下万里さんに質問をされて頂く立場でしたが、おかげで、事前にいろいろお話を聞くこともでき、私自身もとてもよい勉強になりました。

 

子育て支援が充実しているフランス

 

特に私の印象に残ったのは、子育て支援の充実ぶりです。

今日本では少子化が加速していますが、急速な少子化は日本の国そのものを衰退させ、社会全体が活力が低下し、社会保障の維持なども困難になっていく可能性が十分にあります。

 

フランスでは、出生率も高いと言われていますが、その背景には、国が子育て支援にお金をかけている。保育園・幼稚園の充実だけでなく、ヌーヌーという、子どもの面倒を見る人たちがいて、保育園や学校の送り迎え、子どもが一人にならないよう面倒を見てもらえる制度があり、女性が仕事と子育ての両立がしやすい環境があると言うことでした。

 

 

食育フェスタに参加しました。

市が主催する食育フェスタが、11月10日、富士森公園の陸上グランドで開催されました。

農業祭りもお隣で行われていたので、意外と人の出入りはありました。

パネル展示だけでなく、お買い物ゲームや、女性が気になるお肌年齢測定のコーナーもありました。切り口がそれぞれ工夫してあり、参加していて結構、楽しかったです。

楽しみながら、学べるこの食育フェスタには、これからも多くの方に参加していただけたらいいなと思います。

ただし、食品の放射能汚染の問題については、まったく情報提供がなかったのは、残念でした。
行政としては、混乱させたくないとの意図からあえて避けたのかもしれませんが、子育てをしているお母さん方は、日々心配している問題です。

不安をあおることは問題ですが、冷静で正しい情報提供は、必要だと思います。

発酵食品を摂取することが、放射能に強い体づくりにつながるとの研究調査も出ています。
子どもたちの命と健康を守る食育のあり方について、さらに踏み込み、行政としてしっかり情報発信してほしいと思います。

いろいろな展示ブース

一日に5皿・350gの野菜料理を食べようという、「ファイブ・ア・デイ協会」のアピール。郷土食を食べようという「ふるさとの食を拓く会」の展示。

また、市の保健福祉センターがやっていたおやつの塩分を知るという節塩ゲーム。

いろいろ見ていて、参加して楽しかったです。

楽しく食べる食育

見ておもしろかったのは、日本ハムが出展していたウインナーの飾り切り教室。

これはおいしく食べる、楽しく食べるという食育。子どもたちやお母さんたちに大人気でした。ソーセージで作った動物たち、本当にかわいかったです。

実演担当の日本ハムの社員の方は、つねに飾り切りの研究をされているそうです。

(いろんなお仕事があるものですね。)

食料自給率から見た食育

農水省の方が行っていた、自給率向上、お米を食べようのアピールは、日本の食を根本から考えるシリアスな材料を提供していました。

日本の食料自給率は、40%。もっと自給率を上げていくことが必要です。でもその一方で日本ほど、世界中の食べ物を食べている国はない。今のような食のあり方では、自給できなくても当然の部分もあるとの農水省の方のお話でした。

確かに、家庭では、和食だけでなく、イタリアンなど洋風料理、中華、韓国料理、インド料理など家庭でも結構作ります。
日本は、様々な国の新しい物をどんどん取り入れていく国。料理もしかり。
こんな日本の国だから、今日の経済発展があったのかなと思います。

でも、お米を食べてきた日本人の遺伝子が、急に変わるわけではない。
もう一度伝統食を見直していくことが大切で、そのことが自給率の向上、そして、国民の安全保障にもなっていくとのお話でした。

食品の放射能汚染の問題が取り上げられていなかったのは残念

ただし、原発事故発生以来、食品の放射能汚染の問題も出てきています。
影響を受けやすい子どもたちには、できるだけ汚染されていない食品を選択して食べさせていくことも、大切な要素だ思います。
この点は、食育フェスタで、アピールされていなかったことは残念でした。

放射能防御作用がある食べ物とは・・・・発酵食品!
ちなみに、免疫学者、藤田紘一郎氏によれば、発酵食品は、放射能に強い体も作ってくれるそうです。
発行食品は、酵母の力によって作られていますが、酵母というのは、太古の昔、地球上の宇宙線や紫外線がまだまだ強かったころに発生した原始生命体の一つで、放射能に強い耐性を備えている。だから、たくさん摂ることで、放射能の害悪である活性酸素の発生を抑制してくれるとのことです。

内部被曝の問題は、まだまだ研究が進んでいないので、食品の放射能汚染がどのような影響を与えるのかは未知数です。
ですが、過去の調査研究から、希望につながる食品も少しずつわかってきています。
広島での原爆後遺症の調査で、放射線の影響が少なかった人たちは、全員が日に何倍もの味噌汁を飲んでいたことがわかっているそうです。

また、広島大学の伊藤昭博教授たちの研究からも、味噌とヨーグルトには放射防御効果があることが証明されているということです。

せっかくの食育フェスタです。ぜひこうした新しい情報も織り交ぜながら、

子どもたちの命と健康を守る食のあり方について、さらに踏み込んで、発信していってもらえたらと思います。

 

八王子でも反原発金曜デモ。小さな子どもを抱えるお母さんたちも必死にメッセージを発信!

9月14日夜、八王子のまちでも、反原発を訴えるデモが行われました。

官邸前で行われている金曜デモには、遠くて参加できない。でも、脱原発を訴えるため、子どもたちを守っていくために、アクションを起こしていきたいと思っている市民が、集まってのデモです。

自然エネルギーと暮らそうの横断幕

 

八王子で食品に含まれる放射能を測定している「ハカルワカル広場」の有志の呼びかけで、200人が参加。

私も、市民の皆さんとともに、脱原発を訴えさせて頂きました。

警察に誘導されてのデモの行列を見守る沿道からは、手をたたいたり、手を振ったりと、応援のエールも寄せられました。

「放射能はこりごり。」
「原発はいらない。」
「再稼働反対。」
「おさかなが食べたい。野菜も食べたい。」
「安全な食べ物が食べたい。」
「子どもを守ろう。」「未来を守ろう。」

小さな子どもたちを持つお母さんたちの参加も目立ちました。素朴にまっすぐに訴えるお母さんたちの声には、子どもたちを何とか守りたいという切実さがいっぱい詰まっていて、うなずくことばかりでした。

そして、東京電力多磨支店前をさしかかった時には、「東京電力は責任を取れ」とことさら大きな声が響き渡りました。

「自分でも何かをしていきたい。八王子からも、脱原発の声をしっかりと発信していきたい。政府にも伝えたい。」
こんなお母さんたちの思い。私もその母親の一人ですが、その声がしっかりと政策にもつながっていってほしいと願います。

毎週金曜日八王子でも続けていくそうです。

山梨県立県民の森 森林科学館を見学しました

5月10日、高尾自然科学博物館を考える会で、山梨県立 県民の森 森林科学館を見学しました。

山梨県立 県民の森 森林科学館アプローチ

石原館長 櫛形山の模型

私も考える会のメンバーとして、活動しています。

初めて訪れた森林科学館の展示内容は、小さい館内ではありますが、

アイディア満載!

子どもたちが喜びそうな創意工夫があり、とても印象的で、わくわくする空間でした。

ジオラマ プロが作り込んだ土台に、館長さんの手作り部分を加え、改変が可能な作りにしたそうです

実物の種を集めた展示 種は館長さんが集めたもの

この企画や展示は、館長の石原さんが独自の発想で、手がけていらっしゃるということです。

木の枝を使って、虫を表現 斬新!

櫛形山の手入れも、そして館の運営もと大忙しの石原館長ですが、

何もかもやらなければならない立場にあるからこそ、いろんなことに精通されていル様子。

これは、今後計画のある八王子市の高尾自然科学博物館の設置、運営にも、そして

教育現場にも大いに参考になるものだと思いました。

若尾きみえ通信 No5 東日本大震災を受けて、私たちは今何ができるのか?!

東日本大震災で亡くなられた方々に心からご冥福をお祈りし、被災者のみなさまに、心からお見舞いを申しあげます。日ごとに被害状況の甚大さと深刻さが明らかになっていますが、被災者の方々の生活の立て直しをし、安心して暮らせる環境をつくるには、多くの年月がかかることと思われます。まずは、被災者の方々をしっかりと支援する体制づくりが重要です。

行政として被災者への支援体制の充実をし、民間レベルでの支援が広がっていくよう、行政として情報提供とコーディネート機能を充実させ、市民、NPOや事業者の支援をつないでいくことが必要です。また行きすぎた自粛ムードから経済が急速に縮み、事業者の倒産も心配されますが、復興支援がしっかりとできるよう、八王子の市民やまちが元気でいることが大切です。

テーマ:被災者が求める支援とは!?

    八王子市の取り組みと今後求められること

    広がる放射能汚染~きめ細やかな放射能測定とわかりやすい情報提供を

    持続可能な環境を創るため~今こそ省エネと自然エネルギーの推進を

*被災者が求められる支援とは!?

○医師でもことばを失う悲惨な状況

私は、地震発生後、情報収集を行う中、多くの市民の方から声を頂き、また、震直後、岩手などの被災地に入り、医療活動や支援活動を行った医師や市民の方からお話を聞くことができました。根こそぎ生活の場が失われ、多くの命が失われた現場で医療活動する中、医師という立場でも、絶句し、大変な衝撃を受ける状況だったとの話がありました。

○食料・生活物資・住宅の提供と医療、子どもたちの支援が必要

避難所で暮らす被災者は、食料や生活物資の不足、寒さから体調を崩す人が多く、医薬品の提供も含め、必要な物資を早く提供できる体制づくりが必要であること。医師・看護師の派遣をし、ケアをすることの重要性、さらに長期の避難生活が、心身を疲労困憊させることから、住宅の提供を行う体制づくりが早期に必要とのお話を伺いました。また、親を失った子どもたちや震災後強い不安を抱えている子どもたちが多く、心のケアが重要であることとのお話もありました。
今後は、支え合いができるようコミュニティごとの受け入れ体制の充実や子どもたちが安心して学べる環境をつくっていくことも重要です。

*八王子市の取り組みと今後求められること

○義援金について

 八王子市では、義援金1億円を目標に募金活動を行い、市議会もともに呼びかけをしてきましたが、2週間ほどで1億円を超える金額が寄せられました。ありがとうございます。義援金のさらなるご協力、ぜひよろしくお願いします。

○住宅支援について

市は住宅支援センターを設置しました。私は、市民の皆さんの声を受け、申し込み要件を緩和し、早期に被災者の立場に立った住宅提供をするよう働きかけてきました。現在、市は市営住宅などの提供を行い、民間住宅のあっせんを行っています。都営住宅や都市再生機構の住宅提供も進められていますが、さらに地域資源を活用した住宅支援を進めていくことが必要です。

○震災に強いまちづくりを!建物の耐震性の確保を早期に
 
八王子市の小中学校の耐震化率は、校舎で89.7%、体育館では、50.5%。震災後の避難所として体育館が使用されていますが、早期に耐震化率を100%にしていくことが子どもたちの生命の安全や避難所の確保のためにも必要です。
また、古くなった住宅では、地震による倒壊やけがを防ぐためにも耐震補強や耐震改修を進め、家具の配置を点検するなど安全確保に向け、住環境を見直すことも重要です。

○医療機関の震災対策を早期に

計画停電の実施で八王子での医療活動は約4割落ちたとの話が医師からありました。医療活動停滞すれば、命を守ることができなくなります。万が一の停電でも医療活動できる体制づくりをしていくことは、今後の大きな課題です。

*広がる放射能汚染 きめ細やかな放射能測定とわかりやすい情報提供を!

○金町浄水場などから放射性ヨウ素の検出がされ、飲み水が汚染されたことは、大きな衝撃でした。赤ちゃんや子どもたちを守るためにも、国や行政はきめ細やかな放射能測定とわかりやすい情報提供を行い、汚染されたものは、子どもたちに食べさせないことが大切です。また同時に汚染されていない農産物については、食べてしっかりと生産者を支えることも重要です。きめ細やかな放射能測定により、風評被害を防ぎ、市民が冷静で適切な対応ができるようにしていくことが大切です。

*持続可能な環境を創るため~今こそ省エネと自然エネルギーの推進を!

○エネルギー問題にも情報をしっかり持ち、自分たちの問題として考えることが必要!

福島原発の爆発に対し、懸命な収束作業を行ってきました。しかし、事故による放射能汚染の度合いは深刻さを極めています。自然の猛威の前で、原発の安全性はもろくも崩れさり、原発に依存したエネルギー政策の見直しの必要性を感じている方も多いと思います。エネルギーのことは電力会社や国におまかせの状況が続いてきましたが、私たちの生命に関わる問題であり、しっかりと情報をもち、エネルギー政策についても市民が自分たちの問題として考えていくことが重要です。

○エネルギー政策の見直し・・・省エネ・自然エネルギーの推進を!

速くて、便利で快適だった生活をもう一度見直していく時期にきているのかもしれません。私も皆さんと省エネをしていきたいと思います。私たち首都圏に供給される電気が福島原発でつくられてきたことを考えると、福島の方々の憤りは当然だと思います。持続可能で安心してくらせる環境を創っていくためにも、エネルギーについても地産地消をめざし、太陽光発電など自然エネルギーの推進をしていくことが必要です。

地震・津波・原発の爆発発生後の社会環境の激変を受けて、学校の冷房化をどう考えるのか?そして、物流は?

地震発生後、社会環境は激変しました。エネルギー問題も重要です。
ひとまず、予算審議への時間をなくして、緊急対応を重視することが重要だと議会で判断しましたが、地震、津波、原発による被害状況を受けて、もう一度予算の執行のあり方を見直すことも必要になってきていると思います。

福島原発の爆発で、電力需要に供給が追いつかない中、計画停電も行われていますが、エネルギー問題ももはや人ごとではなく、自分たちの身の安全や生活に関わる大きな問題だと認識しなければならない時期に来てると思います。

予算計上された学校の冷房化をどうとらえるのかが大きな課題です。冷房設置によって電力消費は大きくなることから、設置しても使えないことも予想されます

さらに今後首都圏に来ることが予想される直下型地震などを考えると、冷房化よりも耐震化の方が優先されるのではないかと思います。

また物流についても、リスクの分散化という視点から、陸上輸送に頼っていた日本の物流をもう一度抜本的に見直していくことが必要です。八王子市が抱いている物流拠点整備事業については、こうした社会環境の変化をきちんと踏まえて、調査研究をすることなしに
漠然と進めていくことは、大きな問題だと思います。

住宅都市整備公社でこの事業を推進していますが、先日の住宅都市整備公社での評議委員会で、物流の調査研究をすべきだと指摘しましたが、依然として、物流はいつでもあるから調査しなくてもいいという極めて楽観的で、ある意味無責任な答弁があり、とても残念でした。

もっと真剣に調査研究すべきではないでしょうか!

リスクの分散化、エネルギーの削減という大きな視点から物流を抜本的に考え直していくことが必要だと思います。

本市としてもしっかりと物流の調査研究をすることが大前提だと思います。

皆さんはどんなふうにお考えですか?

2011年度予算をどうとらえるか!? 質疑で取り上げたこと

本日が、3月議会の本会議最終日となります。

2011年度予算は、予算総括質疑の真っ最中に地震が発生したことから、審議は中止となり、予算特別委員会での意見開陳と、本会議の討論を持って審議終了となります。

私は、地震発生前に、予算総括質疑を行っておりましたでの、そのご報告をします。

八王子駅南口再開事業が収束したことから、求めてきた教育予算の増額や地域包括支援センターの増設や、水循環に対して計画など環境・教育・福祉の充実に向け、舵が取られはじめたことは前進だと思います。さらなる教育予算の確保や雇用確保についての取り組みを求めました。

次世代につけを残さない財政運営をしていくために、税収についても見通しをもつことが重要であり、施設の改修が財政に大きく影響を与えることから、施設白書の作成や、長期的視点に立った施設改修計画の作成をしていくことを求めたところ、作成していくとの答弁がありました。

しかし、物流拠点整備事業については、物流についての調査研究をしないままに、楽観的な発想で進めていこうとしていることは、せっかく財政再建をしてきた市財政を悪化させることにもなりかねず、十分な調査研究をし、事業の見直しをするよう求めました。

### 予算総括質疑での論点 ###

◎人口減少社会が到来する中で、市としても社会構造の変化を踏まえ、見通しを持ち、いかに次世代につけをまわさない財政運営をしていくか問われている。

◎若い世代の雇用環境の悪化から、結婚して子どもを産み育てるという当たり前のことが難しい社会になる中で、若者の雇用確保と、子育て支援の充実が極めて重要であること。

◎雇用の確保の一環として、川口地域の物流拠点整備事業を市長は掲げているが、この事業の前提となる圏央道の西インターのフル化や北西部幹線道路を進めていくには、国や本市での道路予算の確保も難しいことから、極めて厳しい。事業推進は、困難ではないか。さらに若い世代の縮小で、物流についても縮小していくことになるが、社会構造を踏まえた調査研究をしておらず、安易に事業を進めることには大きな問題があること。

◎若者の雇用の確保をしていくことは、早急な課題であり、本市が進めてきた生き生き企業支援条例での産業振興と雇用確保の成果も踏まえ、今ある八王子の地域資源を生かし、産業振興をすることが重要であり、進めてほしいこと。

◎雇用については、市が提供するサービスに関わる人たちの雇用環境を担保していくよう公契約条例にも触れ、官製ワーキングプアを作らない取り組みが重要であること。

◎教育予算については、先進諸国では、経済の投資の一環としてもとらえ充実をしているが、本市では予算が低く抑えられている。生きる力をつけ企業から求められる人材育成につながる教育を進めていくために、人的配置への予算を削ることなく、充実していくことが重要であること。

◎本庁舎改修で、43億円の改修費がかかったうえに、さらに八王子駅南口再開発事業実施により、市の投資的経費が増えた。今後は、年度によっては、20以上の施設改修が必要になる年度も将来的になり、施設改修についても長期的視点に立った改修計画を作成し、市民にも情報提供していくことが必要ではないか。

→提案に対して、施設白書の作成と長期的な視点に立った施設改修計画の作成をしていくと答弁がありました。

さらに保育園待機児問題や多様な保育サービスと子育て支援の充実、学童保育での質の確保に向けたしくみづくりや、高齢者支援としての地域包括支援センターの充実については、時間切れとなり、厚生分科会での審議の予定でしたが、地震のため審議中止で質疑が行えなくなったので、残念でした。

### さらに詳しくは下記をご覧ください。予算総括質疑で取り上げてきた論点と内容 ###

◎市税収入は、景気回復により、企業の業績アップととにも、法人市民税は、アップしたが、個人の平均給与収入アップには、つながっていないこと。

◎生産年齢人口は減ってきており、高齢者人口が増えていて、支える世代が縮小してきていること。
労働人口は、働く人が増えているので増えているが、納税義務者は増えても、納税平均額は減っていること。
正規雇用の人に比べ、非正規雇用の人では、結婚している割合が半減し、結婚して子どもを産み育てるという当たり前のことができるように、若い世代の雇用を確保していくこと、さらに子育てしやすい環境を作っていくことが、極めて重要であること。

◎就労につながり、生きる力を付けられる学校教育をしていくことが重要であり、教育予算の確保をして、問題解決をしたり、企画能力をつけていく教育内容にしていくことが重要である。(先進諸国では、経済への投資ととらえ、教育予算を確保している)教員以外の人的配置をけずることによって、学校の先生たちが忙しくなっているが、教育環境の充実をしていくためには、人的配置にもっと予算を付けるべきであること。

→本予算については、決算で指摘し、求めてきた特別支援教育の予算が少し増え、前進はしたが、総額500万円程度であり、さらなる充実が必要であること。

◎学校図書観についても、司書が配置できないのなら、せめて図書管理委員の配置をして、人的な環境を充実させることを求めてきたが、今回の予算では、国の緊急雇用の事業を活用し、学校図書観の蔵書のデータベース化を図り、環境を整えることにしたことは、一歩前進だったが、さらなる取り組みをしてほしいということ。

◎川口地域物流拠点事業については、事業の前提となる圏央道の西インターのフル化や北西部幹線道路の整備をしていくことは、現段階では、極めて困難ではないか。
北西部幹線道路の全線開通には、500億円かかると言われてきたが、道路事業費の年間予算は20億円ほどであり、すべてを使っても北西部幹線道路全線開通には、20年かかる計算になることから、この物流拠点を整備することは難しいのではないか。
人口減少社会の到来で、消費をする若い世代が縮小する中、物流も縮小することが予想され、こうしたことについて、調査研究をしていないまま、安易に進めることは、問題ではないか。

◎若者たちへの雇用の確保は緊急課題であり、市として進めてきた生き生き企業支援条例での産業振興や雇用確保の成果を踏まえて、今ある地域資源を生かした産業振興と雇用確保が必要ではないか。

◎官製ワーキングプアを作らないことも重要である。雇用環境の確保として、少なくとも市が提供するサービスの関わる人の労働環境を担保するために、公契約条例の取り組みをしていくべき必要があるのではないか。

今期最後の予算総括質疑を行います!

3月議会では、来年度予算の審議が行われます。
今回の予算総括質疑が今期最後の質問となります。

下記の通告文を出しました。
聞きたいことははたくさんありますが、時間は限られています。

以下の質問の流れを持ちながらしっかりとポイントを絞って質問したいと思います。

ぜひ傍聴にお越しください!

### 1. 財政運営と今後の見通しについて ###

(1) 市税収入のあり方と将来的見通し
(2) 人口減少社会と本市の労働者人口・人口構造の認識について
(3) 労働者人口の確保をするために
(4) 次世代を育てるための教育予算の確保について
(5) 将来につけを残さない財政運営にするために

### 2. 雇用確保と労働環境について ###

(1) 雇用維持と産業振興について
(2) 市が提供するサービスに関わる人たちの労働環境の実態
(3) 官製ワーキングプアをつくらないために

### 3. 次世代を育み安心して子育てできる子育て支援 ###

(1) 保育園待機児問題と今後の取り組み
(2) 利用者の視点から見た新たな子育て支援と保育サービスの充実について

### 4. 安心と信頼ある学童保育をつくっていくために ###

(1) 学童の保育サービスの質の確保と指定管理者制度のについて
(2) 保育や事業運営のあり方について第三者評価システムの確立を

### 5. 高齢者の元気を応援し、高齢になっても安心して暮らせる新たな高齢者福祉とまちづくりのあり方とは ###

(1) 交流・相談体制の充実と地域包括支援センターの機能強化